ワイン勉強中の身には
ことさらにおもしろい。

「ブルゴーニュで会いましょう」69点★★★★




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ワイン評論家として成功したシャルリ(ジャリル・レスペール)は


姉から実家に呼び戻される。
父(ジェラール・ランヴァン)が経営する
実家のワイナリーが経営難で
人の手に渡りそうだというのだ。

父と不仲だったシェルリは
悩んだあげく、ワイナリーを継ぐ決意をするが――?


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日本ではボルドーよりも人気が高いと聞く
仏のワイン名産地、ブルゴーニュ地方を舞台にしたドラマ。

ブルゴーニュが舞台になった映画って
いままでなかったそうで
へえ!と思いつつ、興味深々。


父と不仲だった息子が、実家のピンチに帰郷し
ワイン作りを始める――というストーリーで

父子の確執、畑やブランドを守る大変さに
主人公の恋模様が加わる。



ドラマは割に軽めでシンプルなんですが
直球にワインが絡むので


やっぱりワイン好きには勉強になるし、おもしろい。

アロース・コルトンの特級畑の隣人事情や


ブドウの収穫タイミングが
「種を噛んでリコリスの味がしたら」とか
「ほお~」って感じでした。


ブルゴーニュのワイン農家の娘が
オレゴンのワイン農家の息子と結婚する…という設定もなるほど。
オレゴンはブルゴーニュ同様、ピノ・ノワールの優良産地だもんね~。

隣家とのちょっとフクザツな恋愛事情も
フランスならありそうだなあと(笑)


公開時期もなんともいいタイミングだし
鑑賞後に一杯、のコースがぜひおすすめです。


★11/19(土)からBunkamura ル・シネマほか全国で公開。
「ブルゴーニュで会いましょう」公式サイト