最近、みんなの評価にどうものれない自分。

え?前から?(笑)

「NO」47点★★


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1988年、南米チリ。
ピノチェト独裁政権の末期。
独裁政権に反対する人々が
国民投票で独裁を阻止しようとしていた。


独裁政権反対の「NO」派と


現政権側の「YES」派は


互いの陣営をPRするため
毎日1分15分、テレビでコマーシャルを流してよい、とされる。



広告マンのレネ(ガエル・ガルシア・ベルナル)は
友人の誘いで、反独裁政権のCMを作ることになるが――?

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CMの力で独裁政権が転覆したという
事実は知らなかったし
へえ!と思った。

あの手この手のCM作りを描いたり、
当時の映像を、いまのドラマ部分にうまく融合させたり
絵作りには工夫があるけれど、
なんというのかな~・・・どうも一本調子。

広告マン役の主人公、ガエル・ガルシア・ベルナルの
表情もずっと同じだしなー。

納得できない政治に
一般市民が「NO!」を唱えて立ち上がる、というネタは
いまのグッとくるテーマ。

政府VS市民の闘いには
メディアやSNSを含む媒体による
“風”や“流れ”の演出が重要なのも身に染みてわかってる。

でも
「それが簡単にはいかない」ことも
我々は知っていたりもするわけで。

この映画を見てると
「そんなにうまくいくんかいな」的思いもしてしまう。

たぶん、この映画を知るには
当時の背景なんぞをもっと知らないと
納得に足らないんだと思いました。
★8/30(土)からヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開。
「NO」公式サイト