「バグダッド・カフェ」のあの女優さんが
おばあちゃんになって登場。
「バチカンで逢いましょう」57点★★★
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カナダの平原。
夫を亡くしたマルガレーテ(マリアンネ・ゼーゲブレヒト)は
これからの人生を考えていた。
長女一家と暮らし、みんなでローマ旅行をし、
ローマ法王に謁見することを楽しみにしていたのに、
なんと長女はマルガレーテをホームに入れると言いだし
ローマ旅行もうやむやにされてしまう。
憤慨したマルガレーテは置き手紙を残し
一人でローマに旅立つが――?!
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「バグダッド・カフェ」(87年)の
マリアンネ・ゼーゲブレヒト、久々の主演作。
でも印象はあまり変わってないというか、
チャーミングでふくよかで、丸々、ニコニコ。
おばあちゃんといっても、まだ68歳だしね。
お堅いカトリックおばあちゃんである彼女が
ローマ法王に会いにバチカンを目指し
なぜか
イタリア人男と騒ぎを起こしたり
傾いた店を料理で手伝うことになったりと
ドタバタが起こる。
クラブで踊りまくったり、
生き生きと楽しそうです。
なのですが、
この映画、笑いにも、映像にもかなり独特なものがある。
監督は「飛ぶ教室」(03年)のトミー・ヴィガント氏ですが
その演出リズムが
マリアンネのテンポにあっていないように感じる場面もあり、
ちょっと乗り切れなかった。
おばあちゃん話のほかにも
神経質で口うるさい自分の娘とダンナの倦怠期やら
ローマに暮らす孫娘の恋バナ、
さらにおばあちゃんの秘密、そして恋?!……と
要素が多すぎて、とっちらかった感も。
それでも
法王に“あること”をしちゃうシーンとか
なにげに爆笑しましたけど(笑)
★4/26(土)から新宿武蔵野館ほか全国順次公開。
「バチカンで逢いましょう」公式サイト