ぽつお番長の映画日記

映画ライター中村千晶(ぽつお)のショートコラム

ブランカニエベス

2013-12-06 11:13:39 | は行

上は白バージョン。


これ黒バージョン。

いいねえ(笑)


「ブランカニエベス」59点★★★


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1920年代のスペイン。

スペイン一の人気を誇る
天才闘牛士アントニオ(ダニエル・ヒメネス・カチョ)は

ある試合の最中、
どう猛な牛に身体を貫かれてしまう。

全身麻痺になった彼は、妻にも先立たれ
生まれたばかりの娘を置いて
失意のまま、なにやら企みのありそうな女性エンカルナ(マリベル・ベルドゥ)と再婚する。

月日は巡り、天才闘牛士の血を受け継いだ
アントニオの娘カルメンシータ(マカレナ・ガルシア)は
美しく成長していくが……。

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タイトルはスペイン語で「白雪姫」の意味。
あの有名な物語をベースに、味付けをした作品です。

ビジュアルも美しく
スペインのアカデミー賞ゴヤ賞10部門受賞!というので
かなり期待してたんですが

でも、正直それほどではなかった(すんません。笑)

もっとエッジの立った
ダークでゴスな世界かと思ってたんですよ。

白黒で台詞なし、古きよき無声映画ふう……という様式以外に
ワシには意外性がなかった。

白雪姫になぞらえているからとはいえ、
冒頭からあまりにも展開が読めすぎてしまうのもイマイチ。


女優も美しくラストも「お!」であり、
フラメンコなどの音楽は
俄然ムードを盛り上げてくれるんですけどね。

けっこう“お国柄”の出た作品なのかもしれません。


★12/7(土)から新宿武蔵野館ほか全国で公開。

「ブランカニエベス」公式サイト
コメント
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