布施弁天界隈の自然と歴史情報

関東三弁天の一つである柏市布施弁天界隈の城跡、神社、仏閣等の歴史的遺産の紹介とあけぼの山近辺の花情報の提供

「志賀直哉と衣食住」の講演会のお知らせ

2007-05-16 | その他
白樺派の文人で小説の神様である志賀直哉が、布施弁天に参詣したのは、1920年(大正9年)で、「雪の遠足」発表したのは、それから9年たった1929年(昭和4年)です。赤城から我孫子にやって来た直哉は、大正4年9月から大正12年3月まで、我孫子市に住み、この期間に「城の崎にて」、「和解」「暗夜行路」等の代表作を書き上げています。そして、我孫子を去り、京都に行ってしまった。
その直哉が言い放った。「小説家は衣食住に興味をもつがいい」と。直哉は、生涯で20数回の引越しをし、「衣食住」という随筆を書き残しています。
2002年に三月書房から出版されているこの随筆の監修をしているのが、武蔵野大学名誉教授で日本文藝家協会理事である大河内昭爾氏である。氏が、「志賀直哉と衣食住」とういう題で講演会を行いますので、下記のとおり紹介します。
日    時    6月8日(金)午後6時30分~
場    所    白樺文学館1階コミュニティルーム
費    用    1,000円
定    員    25名
申 込 み     お電話・Fax・Eメールのいずれかにてお申込み下さい。
           定員に達し次第締め切るそうです。
           Tel: 04 (7169) 8468  Fax: 04 (7169) 1837
主    催    面白白樺倶楽部
もう少し、直哉が書いたこの随筆「衣食住」の内容を大雑把に紹介してみます。
蜻蛉、竜安寺の庭、赤城山にて、わが庵、今度の住まい、衣食住、武者小路と私、泉鏡花の憶い出、菊池寛の印象、太宰治の死、城の崎にて、雪の日、山科の記憶、等々が書かれています。
一番はじめに書いた、赤城(赤城山にて)から、我孫子(城の崎にて、雪の日)そして京都(山科の記憶)という具合に、彼の引越しの道筋と一緒の時系列で随筆が書かれていたので、私もこの本に興味を持った次第ですが、どうもこの本は「衣食住」というタイトルより、志賀直哉が自分の日常生活のエピソードを書綴っているといったほうが良い本だと思いますがーーー。
なお、現在、白樺文学館のはす向かいに保存されている志賀直哉が使ったと言われる写真の書斎は、一時、ここにはなかったということを聞いたことがありますが、このことについて、どなたかご存知ではないでしょうか?いくら、資料を探してもみつかりません。どなたか知っている方おりましたら、お教え下さい。
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相島芸術文化村の初夏のバザール

2007-05-15 | 歴史
我孫子市相島新田(布佐といった方がいいかも)にある写真の相島芸術文化村で「初夏のクラフトバザール2007」が、5月26日(土)と27日(日)の両日、午前10時から午後4時まで開催されます。江戸時代の感性と知恵、匠の技が漂う邸内を着物姿が行き交うとすれば、それはもう、平成の世とは言えませんよね。そんな小江戸の雰囲気の中で開催される、初夏のバザールは、今年で2回目だが、秋も合わせると12回目だそうです。敷地内の蔵では3回目の骨董市も開催されるようです。具体的なイベントの配置は、母屋、宿坊、釜屋、庭ではクラフト(手仕事)、野菜、喫茶のバザールが、蔵では骨董市、奥座敷では香席が行なわれます。
では、どんなものが売り出されるのか、いくつか紹介してみます。
陶芸、アクセサリー、刺し子、着物地服、ステンヂ、革、水引、和布小物、タオルバク、洋服、吹きガラス、草木染め、生活雑貨、古器、古美術、野菜、米、動物小物等々、なんでもありという感じですね。ただ、香席については、26日のみで、予約が必要らしい。
詳しいことは、東さんの携帯電話(090-9368-4638)におたずね下さい。
私は、以前に、この相島新田でとれた「こしひかり」をこの文化村で5キロ買いましたので、米が売られると言われても驚きません。この相島芸術文化村の所有者である井上氏が所有している田んぼを人に貸して、お米を作ってもらっているらしいのです。それを秋の新米の時期とか、イベントで売っているみたいです。この辺で、こしひかりというと茨城産ですが、我孫子産のこしひかりもいけていましたよ。ふっくらとして、おいしかった。お値段は、まあまあと言うところですね。
さて、何遍も書きますが、ここは、歴史と地域と人をつなげるプロデューサーが存在するから、すごいのです。このプロデューサーが所有者個人というより、所有者を中心とした輪として形成されているのです。個人の文化施設の開放に多くのボランティア達が介在しているというのは、ざらにはないでしょう。文化の発信基地として、民間人が主体的に管理・運営を全面的に担っていると言うのが大きな特色といえましょう。これに対して、柏市で国登録有形文化財に指定された旧吉田家住宅は、来年の開放を目指して、駐車場工事とかいろいろの工事をしておりますが、ソフト面での市民へのアプローチの話は、まだ自分の耳に届いていません。いや、水面下では、ひょっとして動いているのかも知れませんね。
そんな中でも、さわやかちば県民プラザ主催の「ちば・ふるさと学セミナー」の第5回目(11月4日)で旧吉田家住宅の見学会が計画されている。講師は、中村文美氏と内川亜紀氏だそうだが、時間があったら、受講してみたいが、5回シリーズなので、自分には無理なようです。でも、詳しいことをお聞きしたい方は、7140-8615の県民プラザ事業振興課へ電話してみてはいかがでしょうか。
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7月の「新四国相馬霊場」めぐり

2007-05-14 | 歴史
先般、新四国相馬霊場八十八ヶ所を巡る会主催の春のコース=「新四国相馬霊場」めぐり(4月15日実施済み)を紹介しましたが、今回は7月実施予定の夏のコース=「新四国相馬霊場」めぐりを紹介します。4月は、桜を見ながら、我孫子市久寺家から、わが柏市布施、そして新大利根橋を渡り、取手市戸頭までのロングコースでした。今回は、夏のコースなので、ちょっときついかもしれませんね。そのためか、6月24日(日)には下見を行なうようですが、その前に予定として書かせて頂きます。我孫子の子の神神社の近くにうなぎ屋さんがあり、何回か行ったことがありますが、値段もそれなりですが、地元のうなぎはやはり格別旨いですね。柴崎神社は、布施弁天界隈の宮司がいない神社を統括し、布施地区の地元の祭りの際にはお札をもらいに行き、御輿には、必ず同神社のお札を入れます。写真は、この神社の隣にある曹洞宗のお寺である第75番札所の東源寺です。
日  時   平成19年7月1日(日)
        ※当日中止の場合は7月8日(日)に延期
集合時間   午前8時30分
集合場所   JR天王台駅西口
解散時間   午後3時頃
解散場所   JR常磐線我孫子駅
参加費    500円(当日持参)
持ち物    昼食・タオル・雨具・シート・持薬等
申込み    事前申込みではなく、当日、参加費ともに申込む。
コース    74番西音寺―65番無量院―75番東源寺―55番円福寺―柴崎神社―27
        番最勝院―38番と43番子の将神―志賀直哉邸跡―手賀沼公園―42番
        大光寺―59番興陽寺―JR我孫子駅庚申塔(解散)   計11㎞
主催者は、新四国相馬霊場八十八ヶ所を巡る会であるが、同会は、宗教団体でも営利団体でもないので、どなたでも気楽に安心して参加出来ます。ただ、夏ですので、参加する方はご健康に留意して下さい。
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ファミリーコンサート2007の紹介

2007-05-13 | その他
題名のとおり、家族みんなが一緒に楽しみながら聞ける演奏会でお値段も手頃です。プログラムを拝見すると、梅雨のうっとうしい季節を吹き飛ばす元気がもらえそうな気がします。実は、この吹奏楽団の顧問をなされている方が布施弁天界隈に住まいで、しかも先生は、長年、柏市立高等学校で吹奏楽部を指導し、同校を全国大会の常連優勝校のひとつまでに育て上げた方なのです。今は、現場を離れていますが。それで、このコンサートを紹介しようと思いました。まず、コンサートを主催する柏市民吹奏楽団とは、昭和58年(1983年)6月5日に創立された団員約70人の楽団です。職業は、学生、会社員、公務員、教員、主婦等々といろいろのため、練習は毎週日曜日に柏市中央公民館で行っているようです。ゴールデンウィーク中の合宿や年二回(6月と11月頃)の演奏会、そして柏まつりの柏駅東口ステージでの演奏等、地域に密着した活動を行っています。千葉県吹奏楽連盟に加盟している本格的な市民吹奏楽団といえます。年二回のうちの一回目の演奏会を「ファミリーコンサート2007」として、下記のとおり開催しますので、お時間のある方はお出かけしてみてはいかがでしょうか?
日  時   平成2007年6月3日(日)
時  間   開場15:30/開演16:00
場  所   柏市民文化会館大ホール(定員1,632人)
演  目   第一部
        ガリバー旅行記
        トリッチ・トラッチ・ボルカ
        祝典序曲「1812年」 他
        第二部
        ホップス・ステージ
          ~かしわチャンネル☆スイッチオン~
        ドラえもん ア・ラ・カルト
        時代劇えきすぷれす 他
演奏者兼   柏市市民吹奏楽団
主催者    問い合わせは松村まで(℡7169-9529)
入場料    前売券400円、当日券450円
        小学生以下無料で全席自由です。
後  援    千葉県吹奏楽連盟、柏市教育委員会、他
なお、彼ら柏吹(はくすい)の練習日記のブログは下記のとおりです。
http://kashiwacswo.blog18.fc2.com/page-3.html
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徹夜の楽しみだった庚申講の今

2007-05-12 | 歴史
柏印西線の手賀東小学校入口付近の道路脇に百庚申塔が整然と写真のように立ち並んでいる。同様な百庚申塔が柏市川線の南増尾付近にもある。江戸時代、娯楽の少ない庶民の楽しみとして、これらの地域で庚申講がいかに盛んであったかを現しています。
さて、この庚申塔・庚申講とはどういうものかを紹介します。
人間の体には、三尸の虫という虫が住みついていて、庚申の日の夜にその住みついている体内から出て、その人の悪事を60日に1回、天帝に報告に行くという道教の教えに基づいているらしい。天帝はこの報告に基づき寿命や天罰を決めるというので、人々は、この報告をさせないように一晩中寝ないで、この虫が体内から天に出ないようにしたとのこと。
あまり古いことは、別にして、室町時代になると仏教と結びついて、3年18回連続して庚申待ちをしたら供養塔を、つまり庚申塔を建てるというきまりも出来たようです。塚の上に、石塔を建てることから庚申塚、塔の建立に際して供養を行なうので庚申供養塔とも呼ばれる。でも、一般にひろまったのは江戸時代初期(寛永期以降)頃からです。
この布瀬の百庚申が建てられたのは、文政7年(1824年)から明治8年(1875年)までの51年簡に集中し、全部で105基あります。この庚申塔には、青面金剛や帝釈天を彫り込むものが多いのは、道教や仏教の影響で、猿田彦を彫り込むのは、神道とのつながりと見られるが、これらを彫り込むのは、これらの祭神に祈ってなんとしても三尸虫が天帝に告げ口に行かせないという素朴な願いが込められているという。庶民は60日に1回、村々で集まり、いつしかこの宗教的意味合いのほかに、共に一晩寝ずに飲食し、語り合う、息抜きの場とするようになり、講を結成し、永く続け、地域の結束力の強化を図って行くのである。これは、集まりを禁止されていた江戸時代の中で、いかに楽しみを見いだして行こうとする庶民の知恵の賜なのでしょうね。
お気づきの方もいると思いますが、庚申塔には街道沿いに置かれ、塔に道標を彫り付けられたものも多く、これは道祖神など他の路傍の石仏にはみられない庚申塔の特色ともされています。
しかし、明治になると、明治政府は庚申信仰を迷信と位置づけ、この街道筋に置かれているものの撤去を進めたといわれ、こうして多くの庚申塔が消えていくのである。だから、現在、残存する庚申塔の多くは、交通量の少ない街道脇や私有地や寺院の境内に置かれているのである。これだけ、信仰の厚かった布瀬地区も、既に庚申講の集まりはなくなっております。また、布施弁天のある富勢地域でも同様に講は既になく、ただ、地域のあちらこちらに青面金剛の庚申塔がぽつねんと残されており、時の流れを無言で現しています。
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ハスの群生地とトライアスロン大会

2007-05-11 | その他
スイレンとハスの違いって?道の駅しょうなんの反対側にある満天の湯の奥の方にあるのは、この近辺では有名なハスの群生地である。あたり一面、10ヘクタールにも及ぶ広大な水面をハスが覆っている。しかし、この手賀沼のハスの群生地も、もとをただせば、昭和20年代に水田に栽培されていたハスが手賀沼の中へ伸びていったのに過ぎない。それが今では、散策する路が整備され、ハスだけでなく、鳥などの観察にも打って付けとなり、柏市の観光ガイドマップにも載るようになっているのである。しかも、近年7月末か8月初めに「ハス祭り」なるものが行なわれ、このハスの間を走る「ハス見船」なるものが走ったこともあるそうだ。知らなかったとは言え、全くの驚きだ。何回も我孫子のフッシングセンターに行く際とか相島芸術文化村の帰りとかに横目ではみていたが、こうした「ハス祭り」が行なわれているなら是非見てみたいものですね。人の話によると、この祭りは多くの観光客で賑わうそうで、花は8月中旬頃まで見られるそうである。
さて、この手賀沼で2回目のトライアスロン大会が行なわれるのをご存知でしょうか?昨年、初めて、行なわれると聞いた時、水はきれいなのと、余計な心配をしてしまったが、どうやら衛生上の問題はなかったようですね。以下に簡単に紹介します。
大 会 名    第2回手賀沼トライアスロン大会
         ~兼第2回柏市民・我孫子市民トライアスロン大会~
日   時    8月26日(日)午前8時開始
場   所    柏市箕輪新田、手賀沼及び手賀沼自然ふれあい緑道
競技内容     スイム1.5km・バイク36km・ラン10km・トータル47.5km
種   目    Ⅰ個人の部 Ⅱリレーの部
参加定員     個人300名・リレー30チーム(申込先着順)
参加資格    15歳以上(中学生は不可)の健康な男女、トライアスロン大会の
          出場実績若しくは水泳・自転車・マラソンの経験があり、制限
          時間内にフィニッシュする体力・気力を有する者
          (20歳未満の方は参加申込にあたり親権者の同意が必要)
参 加 費     個人の部  9,000円(保険料・参加賞) 
          リレーの部 9,000円(保険料・参加賞)
申込期間    5月1日(日)~6月30日(土)
          ※それ以前でも定員に達した時点で締切となる
申込方法    所定の参加申込書・誓約書を大会事務局に郵送する
          ※郵送前に大会参加費の送金が必要
問合せ先    〒270-1454 千葉県柏市柳戸564-18
          手賀沼トライアスロン事務局 電話 080-5019-8554
          受付時間・平日18時~21時・土日11時~21時
以上ですが、詳しいことは主催者にお問い合わせ下さい。
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布施弁天界隈の現在の花情報

2007-05-10 | 花情報
4月には華やかな花の競演を見せていたあけぼの山農業公園にも、現在、一時的な静寂が訪れている。広場で勢いよく泳いでいた鯉のぼりは既に撤去され、チューリップ畑のチューリップとビオラの刈り取りも、写真のように8日に終っている。そして、10日からは、チューリップの球根の掘り起こしが始る。2日間の予定とのこと。じゃがいもを堀り起こすような機械で、一畝ずつ、色毎に堀り起こし、機械についているジャケットに球根毎に回収する。そして、人力で、色別にボックスに入れ直し、乾燥させて行く作業を富勢の営農組合員たちが行なっていくのである。また、隣の畑の菜の花は、現在、殆どの花が散り、実がなり始めているが、近いうちにこれも刈り取られる。
ただ、元気よくすくすく伸びているのが、チューリップ畑の道路脇に生えている約30本の皇帝ダリア、いわゆるツリーダリアだけである。皇帝ダリアは、メキシコ原産のキク科の植物で、11月から12月にかけて咲く「短日草」です。もちろん、多年草で、あけぼの山農業公園ではここ4年前位から植えられていたようで、背丈は3メートル以上あり大きくなれば、5メートルにも達するようで、それでダリアの皇帝といわれるようです。花びらは薄いピンク色で、花芯に行くほど紫色になります。日本名は木立ダリアというそうです。結構愛好家も多いようですが、短日草といわれるように、暗くならないと咲かないようで、電球や街灯の近くでは育ててはいけないようです。この花は晩秋の楽しみです。
一方、あけぼの山公園下の水生植物園では、日当たりの良い所の黄色の花菖蒲がほんの一部だが、咲き始めた。その近くの紫色の花の蕾も開こうとしているが、全体的には殆ど、9日現在、咲いてないと言って良い。ただ気になるのは、一部の花菖蒲畑に結構な雑草が生えていることだ。大半は手入れされているが、なぜあけぼの山から一番遠いところの花菖蒲畑に雑草がいっぱい生えているのか不思議である。
隣の池の蓮(スイレン?)も緑の大きな葉で、水面いっぱいに覆ってきている。蕾の具合は確認出来ない。確認しようとまごまごしていたら、人なっこい猫が寄ってきた。ここの日当たりの良い所にあるベンチは、冬場は猫の日向ぼっこの特等席で、多いときには4~5匹いたこともある。
さて、最後に、チューリップ畑と水生植物園にある日本庭園の花であるが、藤の花も枯れ今は見るべき花はなく、梅の木の梅の実くらいかなー。心配なのは、以前紹介した竹子の子も大きくなり、葉を繁らしつつあるが、大人の竹の葉っぱの多くが黄色くなってきていることだ。竹って、黄色くなって、また、新しい葉が出てくるんでしたっけね?葉が落ちて、足下に薄い土色になって転がっているのは見たことがあるが、あんなに竹に着いたまま黄色くなるのでしょうか?
以上が最近の布施弁天界隈の今の花の状態です。あけぼの山公園は、桜の木や紅葉の木々の葉の緑が濃さを増しているくらいで、布施弁天境内ではやまつつじの白や紫はまださいているが、他は特に見るべき花々は、この時期ありません。ひまわりが咲き出すまで、この界隈の本格的な花見の楽しみはおあずけですね。
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砂川美術館の閉館と新展示コーナー計画

2007-05-09 | 歴史
5月8日の朝日新聞朝刊の千葉版によると、柏市立砂川美術工芸館を閉館すると柏市が発表したそうである。理由は、同館内のアスベスト除去に1千万円かかるためだそうです。でも理由はこれだけではなさそうです。それは、来年7月、市の沼南庁舎にギャラリー機能を併せ持つ展示コーナーを開設する計画があるそうですが、これが大いに関係しているようですね。芹沢圭介の作品なども、このコーナーの常設展示を検討しているみたいだ。
だが、いくらなんでも、これが主流だと旧砂川美術館と同じで、人は呼べそうにないし、他に古文書類をいくら展示したとしても、望むべき結果は得られないだろう。そこで、登場するのが、わが、布施弁天の宝物類の数々である。布施弁天の関係者の話によると、先般、市の関係者が、宝物殿の中を見たそうですが、この中には人々の関心を呼べそうなものがなかったようです。そこで、目についたのが、布施弁天本堂の外陣に、所狭しと並べられている数々の絵馬類の借用らしい。以前に私もこの絵馬類を紹介しているが、これなら企画展示に打って付けだ。結構、興味を引く絵馬や有名な絵馬がありますからね。例えば、目つぶしの暴れ馬の絵馬とかーーー。最初は、いくら期間限定とはいえ、本堂の外陣から絵馬をはずして、企画展に展示するというのには、布施弁天側も難色を示していたとのことでしたがーーー。でも、どうなったかは、来年7月の「お楽しみ」ということですかね。このように、最近、歴史ものは、影で密やかに息づいてきているのである。
「柏市の文化財マップ」、「歴史ガイドかしわ」の本の発行等、近年、行政機関の取り組みも一段と力が入ってきているように思える。(実は、この他に「柏市ガイドマップ」なる観光マップも柏市・昭南町合併記念として平成17年4月に発行されている。)
これも、古い歴史も持つ沼南町との合併で、従来柏市になかった、見られない歴史的遺産にふれられる機会が増してきたことも影響しているかもしれない。例えば、天台宗の寺院の数々、将門伝説の数々の遺跡、キリスト関係の建物等々、歴史愛好家、郷土史愛好家にはよだれが出るような旧来の柏市にない対象物である。写真は、例年2月に鳥ビシャの行事を行なう鷲野谷地域の星神社というなんの変哲もない小さな神社であるが、地元の人々はそれを大事に守っている。近くには同じ鳥ビシャを行なう泉の妙見社もあるが、近くにいた地元の古老にお話をお伺いしたところ、両地域とも、この後継者づくりのため、鳥づくりの技術の伝授に励み、地域の伝統を絶やさないそうにしているようです。地元ではない、よそものに出来ることは、こうした市内の伝統を暖かく見守り、関心を絶やさないことぐらいかもしれない。いずれにしてもこの辺の地域にくると、これが柏市なのかと思えるくらいの風景が続き、なにか、のどかで、なにか、なつかしさを感じます。こうしたわすれてはならない雰囲気を大切にしていく必要性をひしひしと感じました。
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我孫子市の第24回あやめ祭りの紹介

2007-05-08 | 花情報
手賀沼のほとり、我孫子市高野山新田地先にある我孫子市水生植物園の第24回あやめ祭りが、6月3日(日)から17日(日)まで開催され、イベントは6月10日(日)に行なわれます。このあやめ祭りは、もう24回を数え、この近辺では有名なあやめ祭りで例年多くの人が訪れております。イベントがある日だけが、会場が水生植物園と手賀沼公園の2ケ所に別れます。花は、この2週間の間、水生植物園で無料で自由にいつでも見られますが、イベントは手賀沼公園だけで10日だけ、行なわれるのです。そして、イベント(雨天の場合変更あり)の行なわれる日の10日だけですが、手賀沼公園と水生植物園を結ぶ、無料のシャトルバスが午前10時から午後4時までの間、走るのです。気合いの入れ方が違いますね。では、イベントの日、手賀沼公園で何が行なわれるかというと、例年、風船プレゼント、青空市、ミニSL広場、子供広場、カラオケ大会、野点等々の数々の催し物が開催されるのです。ですから、手賀沼公園近辺の駐車場は大変混雑しますので、車での来場は遠慮した方がよい気がします。
一方、水生植物園の敷地7,800㎡には約150種、1万5千株の花菖蒲が咲き乱れます。柏市のあけぼの山公園下の水生植物園の花菖蒲は約5種1千株ですから、結構見応えがありますよ。
5月6日現在、我孫子市水生植物園の花菖蒲は、まだ、葉だけで、一株も咲いていませんでしたが、脇にある藤棚には、写真のように満開状態を過ぎたというか、まもなく終わりの状態になっている藤の花が、約80メートルの棚に、実にみごとに咲いておりました。
また、この水生植物園の周りの環境がすばらしい。隣が我孫子市の市民農園、後ろが手賀沼。そして、この手賀沼沿いには遊歩道があり、水の館・親水広場まで沼をみながら散策できるようになっているのです。もちろん、その先の手賀沼公園まで手賀沼をみながら歩いて行けるようには、なっていますがーーー。
水生植物園専用の駐車場があるのかいうか、私にはわかりませんが、先般行った時は、まつりの期間中でなかったので、市民農園のところにある駐車場に止めてみてきました。この駐車場は、やはり農園関係者が優先ですよね??となると、イベントの日にかぎらず、期間中は水生植物園までに車をもっきてはダメと言うことですね?イベントの日は、バスがありますがね。まあ、手賀沼を見ながら散策するのも、一興ですがね。
でも、詳しいことは、我孫子市商工観光課(電話04―7185―1111)に問い合わせ下さい。
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好評発売中の本「歴史ガイドかしわ」

2007-05-07 | 歴史
柏市史編さん委員会が編集し、柏市教育委員会が平成19年3月31日に発行した「歴史ガイドかしわ」という本を連休中に500円で購入し、読み終えました。現在、この本は、柏市教育委員会の文化課はもちろんですが、出張所のある近隣センターや町の大きな本屋さんで売られているようです。自分は、松葉町の青い鳥という本屋さんで購入しました。
この本は、柏市教育委員会が沼南町と合併後の初めといってよい沼南地域を含めた柏市の歴史ガイドブックではないでしょうか。合併直後の平成18年3月31日に柏市文化財マップが発行されているが、これは、あくまでマップ。市でなく民間人が、沼南地域を含めた柏の歴史を書いた本としては、相原正義氏が平成17年3月20日に崙書房より発行し「柏 その歴史・地理」という本がある。
行政機関が久しぶりに出したというので、「歴史ガイドかしわ」を期待して読んだのですが、特に富勢地域の歴史的記述についてだけですが、どうもガイドブックという枠を出す、平板的な説明に終始しているように感じました。
ついでですので、日頃私が参考にさせて頂いている本をいくつか紹介してみます。
1. 柏のむかしーーーーー発行柏市、編集柏市史編さん委員会
2. 続柏のむかしーーーー発行柏市、編集柏市史編さん委員会
3. 柏の風土記ーーーーー企画・編集 相原正義
4. 「柏 その歴史・地理」ーー著者 相原正義
5. 柏の歴史よもやま話ーー著者 浦久淳子
6. 東葛飾の歴史地理ーーー発行所 千葉県東葛飾教育研究所
7. 東葛いまとむかし(中学生版) ーー著作者 千葉県東葛飾教育研究所
8. ふるさと散歩道マップーーー柏市教育委員会文化課
9. 柏市文化財マップーーー柏市教育委員会文化課(新・旧)
この他、柏市が発行している柏市史の全巻や資料編の富勢村誌や柏市史年表、更に歴史アルバム等が一番重要な資料でありますが、これらの本は値段が高いので、購入できず、主に図書館で必要に応じて見させてもらい、活用させていただいております。
最近、郷土史関係で、読んで感心し敬服した本は、先般紹介しました「いほ里のちり」という我孫子市史研究センター歴史部会が、昨年の11月に発行した本です。この本は、小林一茶の俳友の布施村の俳人ろうそく屋彦兵衛が誰で、どのような俳句を、どのような環境の中で残していったかを、民間人達が懇切丁寧に解き明かしている本であり、市史編さん委員も顔負けの本であり、富勢地域に関しての貴重な歴史的価値がある本だと思います。定価は1、000円で販売されておりますが、残念ながら、本屋さんには置いていません。
さて、昭和30年代以降、全国から本市に移り住んで来た人たちも年をとり、この柏がふるさととなりつつあり、この柏の歴史を知ろうとする人々が年々増えてきておりますが、その入門編としては、この「歴史ガイドかしわ」は最適ではないでしょうか。
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けやきプラザからの我孫子の夜景

2007-05-06 | その他
先日、昨年の8月にできたというJR線我孫子駅南口にある千葉県と我孫子市の複合施設けやきプラザ(11階建て)へ行ってみました。道路を挟んだ反対側にはヨーカー堂、後ろ側は線路で、うなぎの寝床見たく細長い建物です。しかし、ここにお勉強しに行った訳でなく、夜景と食事を楽しみに行ってみたのです。
だが、事前に良く調べていかなったので、無惨な結果となった。そのために、目的の一つが果たせなかったのです。この11階にある展望レストラン「旬菜 ムッターランド」は、午前9時から午後10時までやっていますが、ナイトタイム(午後6時~10時)は予約制だったのです。着いたのが午後7時。勇んでレストランへ言ったら、今日は貸し切りですので、とお店の人に丁重に断られてしまった。ショックでした。わざわざ食事しにきたのに。でも、ちょっと拍子抜けをしたのは、展望レストランというからには、ある程度の規模と店構えを期待していたのですが、実にそれが意に反していたからです。私が感じたことをどうお受け取りになるかは実際に行ってみた後にしてください。なお、このお店の休みは、水曜日と年末年始ですので、お気をつけ下さい。ナイトタイムに行く時には、04-7184-1170へ電話してからお出かけした方が良いですよ。
自分達は、食べるのをあきらめ、まず、レストランの奥手にある展望デッキへ。この展望デッキ、ガラス越しの眺めであったが、さすがに11階だけあり、眺めは良く、夜景が大変すばらしかった。遠くに手賀沼大橋の上を走る車のヘットライトや手賀沼が見え、手前には我孫子市内の南側の住宅街や商店街がが一望できました。後ろ側というか脇を見ると我孫子駅の構内が良くみえました。私たちのあとから、女性客1名来ましたが、それ以降はだれも来ず、ゆっくりと夜景を楽しむことができました。この無料の展望デッキ、エレベーターを降りたすぐ右側にもあり、2ケ所ありますので、順番にみると良いと思います。もちろん、自分も2つ見ましたが、この他では、我孫子の夜景をみるなら、道の駅しょうなんのレストランからの眺めもいいですよ。
あまり、長居すると駐車料金が気になるので、30分くらいして降りたところ、最初の30分は無料で、以降30分毎に100円だそうで、自分たちは無料ですみました。反対側のヨーカー堂はそれなりに混んでいましたが、ここの駐車場は100台近く入るそうですが、ガラガラ。1階の入口に止められ、4台しか止めてなかった。10階にあびこ市民活動ステーションや8階と9階に我孫子南近隣センター等は午後9時までやっているが、どうもこの各階とも人はいなそう。いたのは、受付の人たちだけ。1階のエントランスホールも行きも帰りもだれもいなかった。これも、連休の最中だったからかねー。
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廃線の鹿島鉄道とはまぐり祭り

2007-05-05 | その他
茨城県内の話題を2つ。まず、廃線となったローカル線について。
2007年3月に茨城県で廃線になったのは、石岡と鉾田を繋いでいる鹿島鉄道、それとも、水戸と鹿島神宮を繋いでいる鹿島臨海鉄道?これがどっちかわからなかったので、わざわざ駅まで確認に行ってきました。そうなんですよね、鹿島スタジアム駅があるのが、鹿島臨海鉄道ですよね。ということは、この3月に廃止になったのは、鹿島鉄道の石岡―鉾田線の鹿島鉄道なんですよね。新鉾田駅があるのが、臨海鉄道で、鉾田駅があるのが廃線となった鹿島鉄道。聞くところによると、この鉾田駅、廃線によって、当初は解体予定だったが、どうやら保存するみたいなので、歴史を伝える意味でよかったと思います。もう昔になってしまうのですが、石岡から鹿島神宮に行くには、鉾田駅から10分かからない新鉾田駅まで歩いて行き、そこから電車に乗って鹿島神宮に行っていた。それがなくなったのだから、石岡方面の人は、今後、鹿島神宮や鹿島アントラーズを見に行くには水戸経由で行くしかない?不便ですね。
いずれにしても、ローカル線がこのように、廃線となっていくのは悲しいですよね。しかも、この鹿島鉄道は、国内現役最古のディーゼル車が走っていたんですよね。マニアにはこたえられなかったのに。
でも、生き残っている大洗鹿島線(56.2キロ)も経営は厳しいですよね。同線は結構無人駅があります。その一つの鹿島灘駅に先般行ってきましたが、ここも無人駅で、行ったときも写真のようにお客はだれもいません。でも、茨城県立鹿島灘高校があるから、ここは普段それなりに乗降客があるようです。しかし、周りには人家はない。他の駅も駅周辺に殆ど人家がない。なぜ、こんなところに鉄道が走るのかと思うくらいです。しかし、この鉄道、経営には努力したのか、殆ど、線路の上を道路が走るという立体交差が完成しており、たいしたもんだとおもいました。大洗と鹿島神宮、更には鹿島アントラーズがあるので、この線は持っているようなもんですね。
さて、連休の4日大竹海岸の「はまぐり祭り」に向かったが、もうダメ。51号線で大竹海岸の近くに来たら、混み始め、右折したら車が動かない。気の長くない私は、はまぐり祭りのはまぐり拾いをすっぱりあきらめた。はまぐり祭りと行っても、自然のはまぐりを時間をかけて取るのではなく、1日2回、午前10時から11時までと午後2時から3時までの間、機械で砂浜に蒔き埋めたまぐりをヨードンで拾うものだ。前回は4月28日から30日までで、これは終了。2回目は、5月3日から5月6日までなので、これをねらって4日に行ったのですが、天気が良すぎた。あまりの車の多さに、我慢できずに坂道でUターンです。駐車料金を払ってまで、拾いたくないし、はまぐりは、51号線上のどこかの食堂で食べればいいと自分に言い聞かせながらのうUターン。もちろん、同乗者からはブーイングの嵐。しかたなく、あまり人は出ていない京知釜ではまづぐり採りのまねをする。膝小僧まで海水につかり、足をハの字にして後ずさり。足の裏に貝の感触があればといいのだが、あたりなど全くない。在るわけはないですよね。NHKのテレビでやっていたが大洗港から船で4キロ位沖に行ってはまぐりを機械で取っているそうですから。浜辺から人が歩いていける所に自然のはまぐりが、ザクザクとある訳はない。だから、大竹海岸のはまぐり祭りも浜辺に機械でまくのだ。それでも、あんなに人が行くのはどうしてですかね?この京知釜のはまぐり採りをしている人で、取った人は見かけなかったですよ。しかたないので、帰りに食堂で食べて、お土産のはまぐりは旬菜館で買い、ごまかしました。
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弁天様は麗しい女神

2007-05-04 | 歴史
1674年に初めて弁天様を祀った場所は、先般、客殿や庫裡の前の中庭の奥にあると紹介しましたが、先日(5月2日)、直接下村ご住職より、写真の石碑が建っているところが、そうですとのコメントをいただきましたので、改めて紹介します。本堂に向かって左脇で、本堂と客殿を結ぶ通路の前に、ひっそりとそれは建っております。残念ながら、私の力ではなんと書いてあるか読めません。一般の人は、立入禁止の看板が建っておりますので、許可を得てからお見せ頂く以外ありませんが、本堂の回廊の上から、その位置は確認出来ます。
連休の最中、楽しいイベントの話でなく恐縮ですが、弁天様とはどういうものかについて、ふれてみたいと思います。弁天とはインド古代神話の三大女神のひとつで、梵天または帝釈天のお妃で大変麗しいお姿をしているとのことです。聖なる河を神格化した女神で、サラスヴァディーというらしい。だから大体、水(川、湖、海等)に関係あるところに祀られておるわけですね。そこから、龍、蛇と連想され、最後には卵まで関連づけられて行くようです。この河の神様を仏教に取り入れ,守護神である天部のひとつにして行く。そして,川の音等に象徴されるように音楽の神様ともいわれ,才能のあふれる芸術の神様までに昇華され,いつのまにか弁才天ともいわれるようになる。しかし,これが室町時代くらいになると更に才が財に変化し,弁財天となり,金銭の神様にもなってしまうのです。このほか、弁天は,神道にも取り入れられただけでなく,民間信仰の七福神のひとつにも組み入れられている。この辺が日本人のすごさとでもいうべきところなのでしょう。
さて、真言密教では弁天は八臂像(八本の腕も持つ)が多いようですが、顕教では二臂像(日本の腕を持つ)が多いようです。布施の弁天様は八臂像ですが、有名な娘弁天の江ノ島の弁天様は、2本の腕で琵琶を奏でています。以前にも書きましたが、弁天様にも、娘、中年、老婆があり、布施の弁天様は中年といわれています。それでか、布施弁天の本堂は、実に曲線的で美しく、色も朱色で優雅なたたずまいをしているのですね。
この八臂の功徳とは、現世ご利益で、「平安な幸せ」「物心のゆたかさ」「学芸の知恵」「和合の優しいおもいやり」「邪悪な物をこらしめる」「災いから防ぎ止める」「病を除いて心身を健やかに保つ」「生活力を増し成功へ導く」というものです。本堂下の右手前には、諸願成就所という石塔が建っておりますが、まさにそのとおりで、あらゆる願いをかなえてくれるそうです。これが、関東三弁天といわれるゆえんでしょう。でも、聞くところによると、弁天様におすがりする心が、真っ直ぐな心を生み出し、自己努力を生み出して、初めて願いごとが成就するということで、何もしないで願いが叶う訳ではなさそうです。
ところで、布施弁天様の本堂向拝の四柱に16のはなびらの菊のご紋章があることについてもふれておきます。よく言われているのが、紅龍山東海寺を弘仁14年(823年)に第52代天皇の嵯峨天皇(在位期間809年~823年)が壮麗な堂塔大伽藍を奉建し、荘園も寄進され、勅願所(天災地変や疫病流行などの平癒を祈願せしめられた寺社)に指定されたからだと言われています。史実の確認は私には出来ませんが、この勅願所の指定について自分はある誤解をしていました。勅願所に指定したのは、嵯峨天皇であり、この嵯峨天皇一代の勅願所であり、現在の天皇家の勅願所ではないということを理解出来ていなかったのです。恥ずかしい。変だと思っていたが、菊のご紋章があるので、現在も天皇家と関係あるかと思っていたら、全く関係なく、昔の嵯峨天皇の数ある祈願所のひとつにしか過ぎなかったことを、先日、初めてご住職の口から聞かされ、愕然としました。でも、これで納得です。なにせ、嵯峨天皇本人もそうですが、誰一人も皇族関係は来たという歴史的記述を見いだせなかったことが不思議だったのですが、その意味をやっと理解できたのです。伊勢神宮みたく皇室が今でも行き来する神社の方がまれなんですね。
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チューリップ・ビオラからひまわりへ

2007-05-03 | 花情報
あけぼの山農業公園のチューリップ畑のチューリップは、4月14日・15日のチューリップフェティバルが終わってからどうなっているでしょうかね。そこで、先日朝早く様子を見にいってきましたので、ご紹介します。もちろん、言うまでのなく、見に来ている人は誰一人もいませんでした。富山県の砺波市の100万本のチューリップまつりは、連休中までやっているようですが、こちらは、殆どのチューリップは、花は朽ち、花弁だけを残すだけで、まつりの華やかな状態を知っているものには、無惨としか言いようがありません。
そんな中、よくみるとチューリップの足元で、ひっそりと、しかし、生き生きと咲いている花があるではないですか。赤、白、黄色、紫等々、実にいろいろの色の花をあざや咲かせています。そう、昨年の11月に植えられた約8万株のビオラです。昨年から、チューリップが満開の時も、そしてチューリップが枯れた今も、元気にチューリップの足元で咲き続けていたのです。写真のように、それは、本当にかれんとしか言いようがありません。見られようが見られまいが咲き続けていた、実に胸に来るものがあります。あのチューリップが満開の時期、その足元で咲いていたビオラに目をくれた人はいたでしょうか。上部のあでやかな花にだけ目が行き、足元なんか見る人はーーー。それが普通なんでしょうがね。
だが、これが他市のチューリップ畑とは、違う、柏市のチューリップ畑の特色なのです。砺波市や佐倉市等のチューリップの本数の多さには、とうてい太刀打ち出来ませんが、チューリップの前後にビオラが楽しめるとういのは、いいじゃありませんか。
しかし、この今は、盛りと咲き誇るビオラの命も連休までなのです。連休明けには、今度はひまわりのために、この場をどかなければなりません。そこで、皆さん、どうか半年の間咲き続けたビオラへの拍手と最後の雄姿を是非一目見て頂きたくて、紹介した次第です。
チューリップも、本来花が満開になった時点で早めに、枯れる前に、花だけ切りとり、肥料をいっぱいあげ、球根を太らして,取り上げれば,来年もまた、華やかな花を咲かせるのですよね。しかし、柏市の場合は、それをしません。毎年新しい球根を買っているのです。では掘り起こしたのはどうするかというと、連休明けに掘り起こした球根は、6月まで乾燥させ、行政の各部署で希望するところ、例えば保育園等に配布しているのです。以前は、その場で、市民に直接分けたりしていたのですが、近年はなぜか、こうなったようです。また、いつまで置いておくと不届きな者が現れ、畑から黙って失敬する輩も出てくるらしいのですよ。
連休明けに掘り起こされるのは、なにも、チューリップとビオラだけではありません。隣りの菜の花畑も堀り起こされますので、そういう意味では、この連休中が、今年の見納めとなりますので、お時間がある方は、是非、今一度ご覧になって下さい。
この二つの畑の後には、ひまわりが植えられますが、今年は、例年と違い何種類かのひまわりを植えるそうです。以前にも書きましたが、人がすっぽり隠れる丈の高いひまわりを植えないのは、防犯上のためらしいですが、それは今年も変わりそうにありません。でも、新しいチャレンジとして、一本の幹から何本かの花が咲くひまわりとかを植えみたいですので、今年はいろいろなひまわりがみれるのかと期待しております。
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祝日開館と新図書館建設情報

2007-05-02 | その他
明日から第2弾の連休が始りますが、遠くに出かけられない方への図書館の祝日開館情報です。今年の4月から市内の図書館は、祝日(注意、例外もあり)でも開館するようになりました。5月3日・4日・5日の祝日は、本館は9時30分から、多くの地域の図書館分館は午前10時からそれぞれ開館します。私も早速、振替休日の4月30日、分館へ行き、花の本を読ませてもらいました。それなりに人も来ており、祝日に図書館で本が読める時代が来たことを実感しました。本音は1人だったら、いやだなーと思っていたのですがね。本当に、遠くにでかけられない人には、結構重宝です。
さて、つくばエクスプレス開業の影響は、常磐線の柏駅と北柏駅の乗降客数にもろに現れています。先頃発表された市内の平成17年度の乗降客数は、16年度と比較すると、北柏駅の場合は、乗降客が約60万人も減っているというのです。柏駅の場合は、さらにひどく300万人も減少しているのです。本来、常磐線の混雑緩和を見込んだものですから、効果が現われたのですから、喜ぶべきものなのでしょうね。しかし、現実はそうはいかない。それぞれのまちの活性化には、暗雲が立ちこめてしまったのです。この暗雲を打ち払うには、新中央図書館の建設が欠かせないと判断したようです。
特に、見るべき公共施設がない富勢地域は、この新図書館の誘致でまちの活性化をはかろうと必死のようです。
4月2日の柏市役所のホームページには、JR常磐線北柏駅北口駅前広場が仮開通したとのお知らせがのっていましたね。これは、柏市が平成12年度から行なっている北柏駅北口地域の土地区画整理事業の一環で、本格的な駅前広場が完成するまでの間、暫定的にこの広場を市民に利用してもらうために整備したそうです。この広場の写真の右の奥の方(常磐線の我孫子よりの線路沿い)に柏市の関連団体が持っている土地があるので、富勢地域の人たちはそこに、新しい図書館を作ってもらいたいと思っているようです。5月1日号のふるさと富勢と言う富勢地域ふるさと協議会が月1回発行する機関誌を見ると、新図書館誘致のための署名活動を富勢地域の全町会・自治会で開始すると宣言しています。確かにここに出来ると、図書館を利用する人は、北柏駅を降りてから約300メートルちょっとですので、現在の駅から本館までの距離よりは近いですね。さらに、この新図書館の建設候補地が5月末には決まるのではないかという情報も流れ、地元には、ただならぬ切迫感が漂っているようです。
一方、この布施弁天界隈にも暗いニュースだけでなく、明るい話題もあるようです。4月28日の朝日新聞朝刊にのった、渋滞が著しい国道16号線のバイパスルートを検討している千葉柏道路検討委員会が、27日、利根川沿いに野田市と印西市を結ぶ「利根川沿いルート」を計画のたたき台として発表したことです。もし、そのようになれば、布施弁天界隈の将来にも明るい展望をもたらしてくれるのでしょうが、こちらの方は、具体化にはまだまだ紆余曲折がありそうで、当面の関心は、やはり、新図書館建設問題でしょうかね。
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