手賀沼の風光に魅せられた楚人冠が、二人の人物との出会いによって我孫子に別荘を構えたのは、ちょうど100年前の明治45(1912)年のことです。 七坪半の敷地に六畳一間と台所だけの小さな別荘「枯淡庵」(こたんあん)」から始まり、志賀直哉邸の書斎やバーナード・リーチがデザインしたテーブルセットを手がけた我孫子の大工、佐藤鷹蔵に建てさせた「新枯淡庵」(澤の家として現存)。そして、我孫子定住を決めた大正13(1924)年に建てた現在の母屋と建物は移り、その間に『白馬城』やアサヒグラフの連載「湖畔吟」といった名随筆が生まれました。楚人冠の随筆と、記念館の資料を手がかりに、その間の楚人冠の生活や、楚人冠を慕って我孫子を訪れた人物、そして楚人冠亡き後の我孫子の変化にもスポットを当てます。
開催期間 平成24年3月20日(火)~5月20日(日)
開催場所 杉村楚人冠記念館
※所在地:我孫子市緑2の5の5
TEL:04-7182-8578
開館時間 9時~16時30分(入館は16時まで)
休館日 毎週月曜日(月曜が休日の場合は直後の平日)
12月29日~1月3日
※資料の整理・保全のため、臨時に休館することがあり。
入館料 一般300円
高校生・大学生200円
小・中学生100円
団体20人以上2割引
※記念館のみ有料
展示内容 1. 楚人冠邸を訪ねた人々
2. 「白馬城」の誕生
3. 「湖畔吟」の時代
4. 楚人冠邸のくらし
5. 楚人冠邸のその後
注意事項 ☆当館は楚人冠の旧邸をそのまま利用しているため、
館内に段差があります。介助の必要な方はあらかじめ
ご連絡ください。
☆楚人冠資料は調査・研究の目的に限り、所定の手続き
を経て閲覧できます。資料により、実物・マイクロ
フィルム・写真のいずれかでの閲覧となります。
☆検索・閲覧をご希望の方は、あらかじめお問い合せください。