「ピカソって絵がへたなんだね?」
父親の顔を見上げて おしゃまな女の子が口をとんがらせていました。
にこにこしながら 父親は ひきよせる。
「やぎ やぎ!」
父親に抱かれた男の子が身をのりだす。
「やぎなんかいたかなぁ~」
休日というのもあったのでしょうか
それにしても おや!?っと思うほど 子連れの来場者が目につきました。
子供の反応って 素直だから 思わずゲラゲラ笑ってしまいました。
何をかくそう はじめて美術館で『ピカソ』の絵を見たときに えっ?なにこれ いやだぁ~顔がゆがんで 目があっちとこっちで こんなのを 見て みんなすばらしいって思うの?かしら?キョロキョロでした。
わからないのは 癪なので この数年 ピカソ展と聞けば足を運び
この頃やっと少しわかりかけてきました。
生きて!感じて描いて 表面を描いて 内面描いて
これ ある程度の年齢にならないと なかなかわからないのではないかしら・・
(愛した
恋した 溺れた 別れた 出会った 愛した
)
意外な面を見た気がしたのは 戦争に対しての批判的な絵(朝鮮の虐殺)
百聞は一見にしかず
ぜひ 足を運ばれて 自分の目で見て 偉大な感受性にふれてみてください。
www.asahi.com/picasso
国立新美術館からサントリー美術館に移動する六本木の街で見つけた絵