一定の年齢層以上の人びとには記憶があると思うが1997年9月27日、横浜市緑区(現・青葉区)の住宅街に米軍ファントム偵察機が墜落し、母子3人が死亡し、住民6人が重軽傷を負う大惨事が起きた。米軍厚木基地を飛び立ったファントム偵察機が、直後のエンジントラブルで墜落。パイロット2人は脱出して無事だった。駆けつけた自衛隊員は、米兵だけをヘリコプターで救助し、大怪我で苦しむ住民を無視したまま立ち去った。事故現場は加害者である米軍が強制封鎖し、日本の警察や消防は現場検証をできなかった。物証となる機体の残骸は米軍が勝手に回収した。あれから30年。対米追随の日米安保優先の政治は今も変わらず、2004年8月の沖縄国際大学ヘリ墜落事故で、同じ事態がくり返された。屈辱的「地位協定」はそのままで、日本の警察や消防は事故の現場検証すらできなかった。私たちの主権と平和に生きる権利は、自公政権下で、いまなお脅かされたままである。 . . . 本文を読む
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