プロメテウスの政治経済コラム

プロメテウスは人間存在について深く洞察し、最高神ゼウスに逆らってまで人間に生きる知恵と技能を授けました。

横浜・米軍機墜落 30年  日米安保は強化され、屈辱的「地位協定」はそのまま

2007-10-01 19:06:39 | 政治経済
一定の年齢層以上の人びとには記憶があると思うが1997年9月27日、横浜市緑区(現・青葉区)の住宅街に米軍ファントム偵察機が墜落し、母子3人が死亡し、住民6人が重軽傷を負う大惨事が起きた。米軍厚木基地を飛び立ったファントム偵察機が、直後のエンジントラブルで墜落。パイロット2人は脱出して無事だった。駆けつけた自衛隊員は、米兵だけをヘリコプターで救助し、大怪我で苦しむ住民を無視したまま立ち去った。事故現場は加害者である米軍が強制封鎖し、日本の警察や消防は現場検証をできなかった。物証となる機体の残骸は米軍が勝手に回収した。あれから30年。対米追随の日米安保優先の政治は今も変わらず、2004年8月の沖縄国際大学ヘリ墜落事故で、同じ事態がくり返された。屈辱的「地位協定」はそのままで、日本の警察や消防は事故の現場検証すらできなかった。私たちの主権と平和に生きる権利は、自公政権下で、いまなお脅かされたままである。 . . . 本文を読む