プロメテウスの政治経済コラム

プロメテウスは人間存在について深く洞察し、最高神ゼウスに逆らってまで人間に生きる知恵と技能を授けました。

薬害肝炎  明らかな薬害隠し 相も変らぬ企業に対するパターナリズム

2007-10-26 18:23:47 | 政治経済
薬害C型肝炎の被害者が5年前に国と三菱ウェルファーマ(旧ミドリ十字)など製薬会社を相手取り、大阪、福岡、東京、名古屋、仙台の各地裁に集団訴訟を起こし、今年9月判決が出そろった。薬害肝炎は、出産や手術の際に汚染した血液製剤「フィブリノゲン」を止血剤として投与され、C型肝炎ウイルスに感染したもの。血友病の治療薬の血液製剤(第九因子製剤)「クリスマシン」や「PPSB―ニチヤク」を止血剤として投与されて感染したケースもある。裁判過程で明らかになったことは、国民の健康や安全ではなく、与党・自民党や製薬業界の利益を優先する、相も変らぬ「政・官・業の癒着体質」であり、監督官庁の担当企業に対するパターナリズムである。 . . . 本文を読む