この夏、諫早干拓事業がすすむ長崎県諫早湾で養殖アサリが大量に死滅した。諫早湾で死滅した養殖アサリは、約1200トンになり、長崎県の試算で被害総額は約3億円に上る。県は赤潮を原因としているが、赤潮が最高密度を観測した地区ではアサリの斃死率は2%や6%であり、一方で諫早干拓事業の潮受け堤防近くの地区でのアサリの斃死率は100%となっている。諫早干拓事業と漁業被害の因果関係を究明することが必要だ。日本共産党長崎県委員会は10月18日、農林水産省に国として、諫早干拓事業と漁業被害の因果関係を究明することや漁業被害補償制度をつくることなどを要望した。国営諫早湾干拓事業で「ギロチン」と呼ばれる293枚の鋼板で諫早湾が閉め切られて今年4月で10年が経つ。諫早湾干拓事業は二千五百億円の巨費をつぎ込み、巨大な環境破壊と深刻な漁業の衰退をもたらした。それだけではなく、事業終了後も調整池の水質改善事業などの事業関係費が諫早市民、長崎県民を苦しめることになる。 . . . 本文を読む
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