守屋前次官はきのう29日の証人喚問で、頻繁にゴルフなどの接待を受けていたことはあっさり認めたが、防衛庁と山田洋行との取引に関してはまるで職務権限がなかったように証言した。「政・軍・財」の癒着構造にかかわる肝心なところでは、「覚えていない」「承知していない」を連発したのだ。軍需企業と自衛隊・防衛省幹部、防衛族議員らが相互にどんな関係を築いていたのかの解明はすべてこれからである。給油量隠ぺい問題でも、米空母キティホーク艦長が自衛隊から80万ガロンの給油を受け、イラク戦に使ったと発言した転用疑惑をめぐり、守屋氏が在日米大使館公使に「テロ特措法の範囲内で使っていることをはっきりさせてほしい」と依頼し、口裏を合わせていた疑惑がますます強まった。今回の喚問で一連の疑惑に幕を引くわけにはいかない。 . . . 本文を読む
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