2016年夏季五輪の国内立候補都市に東京都が30日、決まりました。一部関係者の熱の帯び方に比べ、住民はいまひとつ盛り上がりません。日本オリンピック委員会(JOC)はなんで今どき五輪招致をブチあげたのか。
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中断していた労働政策審議会(厚生労働相の諮問機関)の労働条件分科会が二カ月ぶりに再開されることが28日、決まりました。厚労省は、前回(6月27日)前代未聞の審議会中断を招いた素案を撤回する考えはなく、「来年の通常国会に関連法案を出せるようにすすめていきたい」(戸苅利和事務次官)として、来年の法案提出先にありきで審議をすすめる姿勢を変えていません(「しんぶん赤旗」2006年8月30日)。 . . . 本文を読む
アメリカとともに世界で「戦争する国」へ戦後憲法体制を「改造」することを目指す支配階級は、現政権に対する批判的内容の言論・表現活動への露骨な刑事弾圧を相次いで始めています。そしてこのような政治的刑事弾圧を裁判所が追認することも始まっています。自由な言論表現行為への弾圧が日常化してくると、市民社会の意識・構造を変えていきます。デモやビラまきは反社会的行為であり、逮捕される、ダサい――といった意識が個々人や社会のなかに深く埋め込まれ、異常なことが異常でなくなる恐ろしさ。ちょっと生き方のセンスや考え方が違うだけで、思想的マイノリティと決め付け、罰し、排除しようとする意識は大変危険です。
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かねて関係者が心配していたことが現実味を帯びてきました。「斎藤の右肩に異変!?疲労回復せず…米国登板回避も」今朝のサンケイスポーツの見出しです。先の第88回全国高校野球選手権での駒苫・田中将大、早実・斎藤佑樹の両投手の投げ合いを賞賛する一方で選手を酷使する投手起用が問題となっていました。 . . . 本文を読む
サラ金などの高金利引き下げを巡る攻防が大詰めを迎えています。利息制限法金利(15%~20%)に一本化する意見が大勢ですが、サラ金業界からの政治献金で動く族議員に加えてアメリカ金融資本も巻き返しに出て、予断を許しません。 . . . 本文を読む
「遊就館批判が国内外一般に広まるのは、去年の五月になされた不破哲三共産党中央委員会議長の時局講演会とそれに続く『しんぶん赤旗』の報道を契機として」(『諸君』四月号)でした。遊就館史観は、先の戦争を「自存自衛」「アジア人解放」の戦争として正当化するとともに日米開戦については、米国は大恐慌からのがれるために、ルーズベルト大統領が日本に「開戦」を強要したとしていました。ところがこれがアメリカの怒りに触れると最近、展示内容を変更することを計画しているようです。靖国反対の私でも寂しい気持ちがする日本の支配勢力=戦犯勢力の度し難い売国性です。 . . . 本文を読む
イラク戦争にも参戦した米イージス駆逐艦「ジョン・S・マッケイン」(8,315トン)が24日午前9時、兵庫県の姫路港に入港しました。兵庫県は、8月3日に米総領事館からの申請を受け付けながら21日まで、県民に隠して来ました。井戸敏三県知事は、「外務省から、核持ちこみにかかわる事前協議がなかったとの回答を得た。県としては適切な確認をおこなった」と言っています。しかし、核の通過(Transit)については、事前協議の対象外ですから、事前協議がなかったから核兵器は積んでいないということにはなりません。同じ兵庫県内の神戸港には、非核証明書提出を義務づけた非核「神戸方式」があり、75年年の実施以来、米軍艦は一隻も寄港していません。 . . . 本文を読む
8月末に期限が迫った2007年度予算の概算要求に向けて、各省庁が作業を進めています。自公政権のもと、歳出の削減といえば社会保障、歳入の見直しといえば消費税・庶民増税。何故こんなことになるのか。税理士の浦野広明さんは、あらゆる選挙を常に「税民投票」(浦野さんの造語―納税者意識を強くもって選挙の投票にのぞむこと)と位置づけよと、言っています。 . . . 本文を読む
次期首相有力候補の安倍官房長官が、日本国憲法前文を「敗戦国としての連合国に対する“詫(わ)び証文”のような宣言」「妙にへりくだった、いじましい文言になっている」と21世紀日本のリーダー失格を自ら告白するような憲法観を披露するなかで、若い世代の国境を越えた草の根からの地道な平和交流が北海道でも進んでいます。8月19日から25日まで開かれる「東アジアの平和な未来のための共同ワークショップ」です(「北海道新聞」2006年8月13日)。 . . . 本文を読む
小説「ブリキの太鼓」で知られるドイツのノーベル賞作家ギュンター・グラス氏(78)が、ナチスの武装親衛隊員だった過去を告白したことが、ドイツ国内外で衝撃を与えています。グラス氏は、戦後、歴史と真正面から向き合うことを国民に訴え、「ナチスを心に刻む中心的役割を担った」として「ドイツの良心」といわれてきました(「しんぶん赤旗」2006・8・22)。日本では、戦前、天皇制支配の中枢にいて多くの共産主義者、反戦自由主義者を虐殺した直接の責任者=内務官僚と特高(特別高等警察)たちは、戦後も今日まで、なんら罪に問われることなく復権し、保守政権の反動化の一翼を担いました。 . . . 本文を読む
7月12日のイスラエルによるレバノン侵攻から約40日が経過しました。米英の妨害で国連がイスラエルの暴走を止められないでズルズルと一ヶ月が経過する間に1,200人以上のレバノン人が死亡し、イスラエル側も100人近くの被害者を出しました。国連安保理のレバノン停戦決議が発効した14日朝、「本当に戦争が終わるのか」「もうおしまいにしてほしい」と長引く戦火に疲れた住民は次々と不安と期待を口にしました。イスラエル国内では、政府の戦争政策を批判する動きも出始めていますが、アメリカの援助で「反テロ戦争」の下請けを務めるイスラエルがいつまた越境攻撃を再開するか予断を許しません。
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日本政府は、カニかご漁船第31吉進(きっしん)丸の銃撃事件で死亡した盛田光広さんの遺体の引き取りを終え、拘束中の坂下登船長ら乗組員3人の早期解放が次の課題になります。同事件を担当する軍事検察のフレバロフ検事によれば、ロシア警備艇の銃撃が適法だったかどうか、捜査を最大10日間延長するとのことで、坂下船長らへの取り調べも延期され、釈放は少なくとも1カ月以上先になりそうです。根室市のある漁師は、「これまでの北方領土に関する政府の無策、無関心がこの事件を発生させた」と言い切りました(Sankei Web 08/17)。 . . . 本文を読む
今朝の「しんぶん赤旗」潮流は、『コンビに弁当16万キロの旅』(監修・千葉保)を引用して「和風幕の内」に使われている食材がいかに「多国籍」であるかを書いています。「和風幕の内」の食材19の東京までの輸送距離を計算すると合計16万キロ(地球一回り約4万キロの4周分)となるそうです。
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520人が犠牲になった1985年の日航ジャンボ機墜落事故から、12日で21年。今年も、事故現場の群馬県「御巣鷹の尾根」は、鎮魂の祈りに包まれました。私の隣の部屋の同僚も盆休みの帰省途上でこの事故に遭いました。日本航空は、この事故の教訓をその後の安全運航にどう生かしたのか。今春まで相次いだ日本航空の運航トラブルはなにを意味するのか。航空法の規制緩和のもと、むしろ安全確保とは反対の事態がいま日本の航空会社で進んでいます。 . . . 本文を読む
国際天文学連合(International Astronomical Union=IAU)は、8月14日~25日の予定でプラハで開催中の総会で、初めて「惑星の定義」を提案しました。総会で承認されれば、従来9つとされていた太陽系惑星に当面新たに3つの惑星が加わり、12個となります。さて、教科書に掲載され「覚えなければならない惑星」が増えることになるのでしょうか。 . . . 本文を読む