プロメテウスの政治経済コラム

プロメテウスは人間存在について深く洞察し、最高神ゼウスに逆らってまで人間に生きる知恵と技能を授けました。

自民党総裁選  「福田氏不出馬」はなぜ?

2006-07-31 19:14:27 | 政治経済
福田康夫元官房長官の自民党総裁選への不出馬表明から10日たちました。「福田さんの出馬に期待していたのに残念だ」の声が経済界や自民党県連などから聞こえてきます。「福田不出馬」の背景をどう見たらいいのか。 「小泉内閣最大の罪は日本を世界とアジアから孤立させてしまったことだ。日本のこの現状を解決する方向へ向けてくれる人として経済界の多くは福田さんに期待した」―ある経済人の声です。アジア市場で経済活動す . . . 本文を読む
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住民税通知書にびっくりする年金暮らしの高齢者 元は03年の公明党公約

2006-07-30 20:04:49 | 政治経済
今年6月、納税通知書を受け取った年金暮らしの高齢者の、抗議や問い合わせの電話が一日に千本もかかった市役所が続出しました。年金暮らしの高齢者にとって今年の納税通知書は、過去の税制改悪をもろに受けるものとなりました。元は03年10月総選挙での公明党の政権公約が始まりです。 6月に届いた住民税の納税通知書を見て、多くの高齢者が驚きの声をあげました。税金が七、八倍や十倍以上に増えていたからです。 千葉市 . . . 本文を読む
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イラク陸自  「よくがんばった」、「よかったよかった」で本当にいいのか

2006-07-29 16:19:01 | 政治経済
29日午前、陸上自衛隊朝霞駐屯地でイラク「派遣」最後の部隊・第10次イラク復興支援群(群長・山中敏弘1等陸佐)の隊旗返還式がありました。小泉首相、額賀長官、麻生外相らが出席し、「よくがんばった」、「よかったよかった」の一幕でした。本当に「よかったよかった」でいいのか―こういう時期こそ、小泉政権や自公与党が強引に進めてきた日本外交のあり方を冷静に検証する必要があるように思われます。 寺島実郎・(財 . . . 本文を読む
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教育基本法  長野・辰野高校の場合

2006-07-28 18:30:58 | 政治経済
教育基本法が学校現場でどのように息づいているか。本日(7月28日)の「しんぶん赤旗」は、長野県立辰野高校の場合をレポートしています。生徒たちは、憲法と教育基本法に基づく教育実践によって偏差値には表れない力を身につけています。 教育基本法は第一条(教育の目的)で「人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者として・・・、自主的精神に充ちた心身ともに健康な国民の育成」を謳っています。辰野高校では . . . 本文を読む
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首相は「経世家」? そこまで言うか「朝日」の「構造改革」礼賛

2006-07-27 17:27:13 | 政治経済
小泉政権五年を総括する朝日新聞「社説」(7月27日)が小泉首相を「国民の生活を安定させ、より豊にする」「経世済民」をやった政治指導者だと天まで持ち上げています。出遅れた日本の「構造改革」を果敢に進めた小泉改革に高い支持が集まったのは当然だと言います。「構造改革」の階級的本質を覆い隠し、小泉を応援してきた「朝日」は、ついに現実を見ることもできないところまで落ち込みました。 全労連第22回定期大会の . . . 本文を読む
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45年9月米紙向け天皇回答文 誰が戦争の全体に責任を負う立場にあったか

2006-07-26 10:54:36 | 政治経済
本日(7月26日)の「朝日新聞(14版)」は一面トップでハワイ・真珠湾の奇襲攻撃は東条英機首相の判断だったとする天皇の回答文の控えが宮内庁書陵部で見つかったと報じています。敗戦直後の45年9月18日には米国議会上院で「天皇を戦犯として裁判にかける」との決議が提出され、国体護持に対する危機感が高まるなか、天皇は、9月25日米国ニューヨーク・タイムズ記者とUP通信社長に会い開戦の経緯や戦後の日本が目指 . . . 本文を読む
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サマワ陸自 民間機使って全員帰国

2006-07-25 17:39:19 | 政治経済
イラク南部サマワから撤退した陸上自衛隊の277人が25日午前7時半ごろ、民間のチャーター機で羽田空港に到着しました。これで派遣された計約600人全員の帰国が終了したことになります。政府は、陸自の撤退について、隊員の安全を理由に秘密裏で進めてきました。サマワでは、なんらの送別の式典もなく、裏口から逃げるように出てきた隊員の帰国には、民間の日航機が使われました。 「しんぶん赤旗」が入手した内部文書に . . . 本文を読む
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イスラエル軍事攻撃  米―イラン戦争の虞

2006-07-24 17:05:46 | 政治経済
イスラエル軍とレバノンのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラとの戦闘が長期化の様相を強めています。フリーの国際情勢解説者・田中宇さんは、戦闘が長期化し、イスラエルの苦戦がしだいに明らかになり、イスラエルがアメリカを巻き込もうとすると、米―イランの戦争に入る懸念が強まると警告しています(「大戦争になる中東」田中宇の国際ニュース解説 2006年7月23日)。 イスラエルは自ら仕掛けた1967年の中東戦 . . . 本文を読む
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今日のメディア状況と「しんぶん赤旗」 日本や世界の底流を知る貴重な情報源

2006-07-23 16:34:11 | 政治経済
「しんぶん赤旗」が、きょう7月23日、1928年2月1日の創刊から、戦前の天皇制政府の弾圧、戦後の占領軍の弾圧による中断の時期を乗り越えて通算で二万号を迎えました。大手マスコミが「戦後の後遺症」を払拭して大政翼賛化を強めるなか、日本や世界の底流をまじめに知ろうとすれば、共産党に対する立場を超えて、いまや「しんぶん赤旗」はなくてはならない存在です。「赤旗」の魅力はなんといってもどんなタブーにもとらわ . . . 本文を読む
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中南米の地殻変動  現代の世界をどう見るか

2006-07-22 18:43:39 | 政治経済
昨夜(7月21日)のNHKスペシャルは「ラテンアメリカの挑戦 ベネズエラ革命」でした。98年にベネズエラの大統領に就任して以来、チャベス大統領は、識字運動、無料医療、無料の市民食堂、自立のための産業奨励など社会変革を進めています。チャベス大統領は、米国の裏庭中南米での地殻変動の中心人物です。米国は、CIA(米中央情報局)、コロンビアの準軍事組織、マイアミの過激派亡命キューバ人グループを総動員してチ . . . 本文を読む
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A級戦犯合祀  無意味な問題の矮小化

2006-07-21 19:17:30 | 政治経済
A級戦犯靖国合祀にたいする昭和天皇の「不快感」発言が話題となっています。東京裁判で、自らの戦争責任を棚上げし、自分たちは本当は対米戦争には反対だったが陸軍に押し切られたのだ、すべての責任は陸軍にあるという虚偽の「歴史像」を創作し、陸軍を切り捨てることによって自らの生き残りを図った宮中グループに属する昭和天皇が、A級戦犯合祀に不快感を示したからといって不思議ではありません。日本の戦争責任と戦後処理問 . . . 本文を読む
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教育と教育行政  忘れてはならない教育を受ける子どもの権利

2006-07-20 19:02:53 | 政治経済
現行教育基本法第10条は第一項で「教育は」を主語として、教育の自主性を、第二項で「教育行政は」を主語として、教育の条件整備にたいする行政の責任をうたっています。「教育」への行政介入を狙う勢力は「教育」と「教育行政」の区別を意図的に無視します。保守・革新、右翼・左翼を問わず忘れてならないことは教育を受ける子どもたちの権利・立場です。 藤田昌士・元立教大学教授は、菱村幸彦・国立教育政策研究所名誉所員 . . . 本文を読む
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水谷建設脱税事件 裏金と使途秘匿金課税

2006-07-19 15:27:59 | 政治経済
「水谷建設」(三重県桑名市)に東京地検特捜部の捜査が入りました。直接の容疑は元会長らの脱税容疑ですが、上場もしていない三重県の中堅ゼネコンが、なぜ特捜部のターゲットになったのか。 水谷建設は、大手ゼネコンに代わって政界や“裏社会”工作を請け負ういわゆる“汚れ役”の元締め的存在だったようです。 建設業界では受注工作や円滑な工事遂行のために特別の支出をすることがしばしばあります。金を受け取る側は、政 . . . 本文を読む
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イスラエルはシオニズム運動の「当初のスローガン」を思い出せ

2006-07-18 14:58:28 | 政治経済
イスラエル軍がレバノンへの攻撃を拡大しています。アメリカが相変わらずイスラエルの「自衛権」を擁護する一方、欧州諸国やロシアは、イスラエルの反撃を「過剰」だと批判しています。アラブ・イスラエルの対立がいつまで経っても解決しないのは、大国の干渉が問題をこじれに拗らせてしまったからです。米英仏ロなどの大国は、過去の行きがかりや自国の思惑を捨て、当事者が納得して共存できる枠組みを作る一点で団結して側面援助 . . . 本文を読む
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対北朝鮮国連決議  すべて問題はこれから

2006-07-17 18:10:15 | 政治経済
国連安全保障理事会は15日午後(日本時間16日早朝)、北朝鮮によるミサイル発射を非難し、ミサイル開発関連の物資を北朝鮮に渡さないよう各国に求める決議1695を全会一致で採択しました。決議には中ロを含む全理事国が賛成し、北朝鮮のミサイル問題に対する国際社会の総意を示した形です。しかし、国連決議をまとめることが国際社会の目的ではありません。北朝鮮に 国際法と国際ルールを守らせ、核・ミサイル開発をやめさ . . . 本文を読む
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