御手洗冨士夫キヤノン会長(日本経団連会長)らが、経済財政諮問会議に提出した大増税「試算」が波紋を広げている。社会保障我慢か消費税増税かを天秤にかけ、国民にいっそうの「痛み」の選択をせまるものだ。日本共産党の小池晃政策委員長は21日のフジテレビ系番組「報道2001」で、経済財政諮問会議(議長・福田首相)に提出された試算について、“消費税増税は仕方がない”と国民をだます「三つのからくりがある」と告発した。ところが、10月19日付「朝日」社説は「消費増税―真正面から議論せよ ようやく問題を真正面から議論しようということなら歓迎したい」と述べ、財界(経財諮問会議)が仕掛けた罠に国民を追い込む論陣をはった。財界の特権を聖域とする立場からは、小池議員が暴露したからくりはまったく見えない。 . . . 本文を読む
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