ルイガノ旅日記

あちこち出かけた場所で目にとまったもの、
心惹かれたものを紹介しています。
よかったらおつきあい下さい。

九州一の炭鉱王 ~ 伊藤伝右衛門

2009年09月06日 | 北九州
白蓮展示館に続いて、今度は白蓮が10年間暮らしたという旧伊藤伝右衛門邸を見学。
飯塚市幸袋にあるこのお屋敷は、敷地2300坪、延べ床面積300坪という広大なもの。
門構えも立派で、武家屋敷の長屋門のような重厚な雰囲気があります。


屋敷の中に入る前に、小さな花壇が設けられた裏庭を散策。


裏庭の隅には白蓮の展示室。涼しくてほっとしました。


竹久夢二の装丁になる『幻の華』初版本。


伝右衛門に公開絶縁状を突きつけて、雑誌「解放」記者、宮崎龍介の下に走った白蓮。
その白蓮が龍介に宛てた一文だそうです。一途さと言うか、気性の激しさが現れてますねぇ。


回遊式庭園から望む母屋。手前の2階部分が、白蓮が10年間過ごした部屋だそうです。


優に背丈の2倍はある、苔むした石灯籠。


強い日差しのなか、木陰でひと休み。ふぅ~っ


白蓮の部屋だけが2階に。


涼やかな風が吹き抜ける白蓮の部屋。


広い屋敷に暮らす伝右衛門の家族や妾、使用人たちとの複雑な関係のなか、
この景色を眺めながら、この部屋で暮らした白蓮の10年・・・・・。


帰りがけ、門から玄関方向を・・・・・。門の中には白蓮のグッズショップがあります。
母は、書店では取り扱っていないという、白蓮の娘さんが書いた本を買っていました。


嘉穂劇場、旧伊藤伝右衛門邸・・・・・炭鉱景気に沸き、繁栄を極めた歴史が刻まれた街、飯塚。
今も、筑豊地方の拠点都市であるとともに、
近畿大や九州工大などのキャンパスが広がる学園都市でもあります。
コメント
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