青の洞門草紙

家庭料理と酒肴の店「青の洞門」0742-41-9845 17:00~23:00 日曜休み(祝祭日営業)

飲み屋横丁が消える日

2015-12-10 17:13:54 | Weblog
全国には色んな飲み屋横丁があり、夜毎に呑兵衛達に安らぎを与えてくれます。その呑兵衛横丁は戦後の闇市から始まった所も多く、今なお昭和の味を伝えてくれます。
品川区武蔵小山商店街にも、胡散臭そうな飲み屋横丁がありました。東急武蔵小山駅前のアーケードから直ぐに入った、そこは迷路のような密集した飲み屋街でした。
学生時代に武蔵小山商店街でバイトをやっていた関係で、先輩と何度かその飲み屋街には足を踏み入れました。当時私はお酒は飲めなかったため、ただただ興味本位に同行していたのでしょう。
テレビ番組によると、その飲み屋街が再開発のため取り壊しになっているようです。2020年の東京五輪を控え、都内は再び生まれ変わった街になるようです。
昭和の香りがする場所が無くなるのは、昭和人間としては寂しい限りです。私の青春時代の武蔵小山が、いつの間にか消えてしまうようです。
サラリーマン時代によく行ったのは、新宿西口の「小便横丁」(思い出横丁)です。そこでしこたま飲んで、〆は歌舞伎町にある熊本の「桂花ラーメン」でした。
あれほど濃厚なラーメンを、飲んだ後よく食べたと感心します。若かったからこそ、無理も出来た時代と懐かしく思い出します。
青の洞門がある富雄北商店街は、再開発が出来なかった昭和の名残が残る街です。今夜も時代から取り残された雰囲気の場所から、温かくお客さんをお迎えします。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 福岡国際マラソン | トップ | 野坂昭如の死 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事