青の洞門草紙

家庭料理と酒肴の店「青の洞門」0742-41-9845 17:00~23:00 日曜休み(祝祭日営業)

「明るい夜にでかけて」

2020-04-25 13:52:06 | Weblog
青の洞門が新型コロナウイルス感染拡大防止のため、営業自粛してから早や二週間になろうとしています。コロナウイルス問題はなかなか治まらずに、みんな健康と生活不安を抱えたまま今に至っています。
こんな不要不急の外出自粛が求められている中でも、パチンコやサーフィンに興じる人々がいます。営業自粛といっても強制力はなく、開いているパチンコ店には好きな人は出かけます。
サーフィンもプロのサーファーが仕事を捨てて自粛している中、身勝手な人はどっと海に押し掛けます。新型コロナウイルスとの戦いは我慢することしかなく、自分勝手な気の緩んだ行動が勝ち負けを決めます。
さて私も本業から離れてじっと家にいるため、今の趣味は読書です。家にある本を引っ張り出しては、時間つぶしをしています。
最近読んだ佐藤多佳子の「明るい夜にでかけて」は、面白くて一気に読み終えました。深夜ラジオがテーマになった、今の若者たちの孤独と繋がりを暖かく描いた青春小説です。
深夜ラジオは、私も高校時代によく聴きました。午前三時までは地元福岡の番組を聴き、それ以降は東京や大阪の番組に合わせていました。
当時福岡では、アンドレ・カンドレ(後の井上陽水)が人気がありラジオ番組の常連でした。その彼が突然番組の中で、東京へ行って一旗上げると地元から去りました。
その後私の東京での大学生活が落ちついた頃、突然井上陽水が表舞台に登場しました。当時陽水は吉田拓郎とともに、フォーク界の教祖として不動の地位を築いていったのです。
「明るい夜にでかけて」を読み、そんな陽水と歩んだ青春時代を思い出しました。コロナ禍で暗くなった時代に、昔を振り返ってみるのもストレス発散にはなるでしょう。
緊急事態宣言がいつ終わるのかは先が見えず、今は吉報を待つばかりです。さあ、今日も再び本の魔法の世界に飛び込むことにします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする