青の洞門草紙

家庭料理と酒肴の店「青の洞門」0742-41-9845 17:00~23:00 日曜休み(祝祭日営業)

「緊急事態宣言」奈良

2020-04-18 14:24:13 | Weblog
新型コロナウイルス感染拡大に対応するため、政府は「緊急事態宣言」の対象地域を全国に拡げました。それに合わせ当初の経済政策を、国民に一律10万円を給付する方針へと見直しました。
この緊急事態で、各都道府県の対応はまちまちです。すぐに休業要請を出した自治体もあれば、検討中とまだ何も動かないところもあります。
我が奈良県は、「外出を自粛」の以前からの言葉のみです。荒井知事からは、国や他の自治体の様子を見てからの検討と危機感のない発言がありました。
休業要請の出ていない奈良県には、大阪などの「緊急事態宣言」の町から大量にパチンコ店などに人が移動しています。「外出を自粛」に努めるの奈良なら、いち早く休業要請の措置を取るべきです。
さて、青の洞門の営業自粛も一週間になろうとしています。今は毎日店に顔を出して、普段出来ない掃除などをやっていますが、時間的余裕はたっぷりあります。
日々杵築神社までの散歩と読書が、決まった日課となっています。今日の新聞に「寺山修司の一九六〇年 不可解な精神」の本の紹介記事が出ていました。
寺山修司は病みつきになる作家で、その魅力は限りなくあると著者は述べていました。寺山は俳句に短歌・ラジオドラマから映画、芝居・評論・エッセー・小説と多彩な顔をもった人物です。
私もかつて寺山修司に嵌まり、執拗に彼の本を買い求めました。多彩な仕事を持つ寺山の本業は作家や歌人などではなく、「寺山修司」と言ったのが印象に残っています。
まだまだ営業自粛は続くようで、また寺山修司を引っ張り出してみようと思います。「書を捨てよ、町に出よう」と寺山は言いますが、今は「外出を自粛」の時代です。






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