活眼明察日記

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安倍首相は平昌五輪を機に南北融和加速しているのに、文大統領に対し更なる北への圧力を求めたがそれは行き過ぎだ!

2018-02-10 14:47:20 | Weblog
平昌冬季五輪に沸き返る韓国。きのう9日の開会式では北朝鮮が参加しての合同入場行進が行われました。その開会式を前に平昌では日韓首脳会議が開催されました。安倍首相は文在寅大統領に対し、北に最大限の圧力をかけるよう求めたといいます。

安倍の求めに文は北との関係改善が優先と主張、両首脳の思惑は平行線を辿ったようだとマスコミが報道しました。文は安倍のいつもの強硬姿勢に南北統一を阻害する要因は、日本首相にあると本心から思ったのではないでしょうか。これでは慰安婦問題の先も思いやられます。

戦前日本は朝鮮半島を植民地として長い間支配してきました。日本の敗戦を機に朝鮮民族が南と北に分断されるという悲劇を生んだ加害側としての安倍の態度は傲慢で、まるで宗主国のつもりでいるかのようでした。

安倍は南北朝鮮が統一されるよう、仲介役を担わなければならないのに、逆に分断を煽るような態度を示しますが、それは反発されるだけでしょう。挑発するような姿勢は自らの政権支持率を維持する手段として、南北がいつも対立している状態が好ましいと考えているのでしょうか。いま安倍に求められていることは、北への挑発ではなく米朝直接対話の実現支援することと、朝鮮半島を緊張から開放することしかないのです。


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