関西電力大飯原発3・4号機を再稼働をさせるかどうか、審査する原子力安全保安院は1月18日、同電力から提出されたストレステスト評価書を「妥当」だとして、専門家の意見聴取会に回付した。
保安院は提出するにあたり、意見聴取会を傍聴しようとした人たちの入室を妨害するため、警察官まで出動要請したという念の入れようだった。排除する理由はないのに、強行したことは明らかに不当で、行き過ぎたものだった。聴取会委員は傍聴に同意していたというから、なおのこと保安院の閉鎖的体質を浮かび上がらせる結果となった。
耐性評価書を審査した保安院は何も知らない「素人集団」である。原発メーカーの三菱重工業あたりが作った評価書を、どの程度理解して、分析評価したかも明らかにされていない。「原発利益共同体」が馴れあって、「妥当」の評価をしたのも、最初から「結論ありき」が談合されていたことを示すものである。
福島第一原発の事故が収束しないで、いまも深刻な放射能被害が広がったままである。このような状況の中、最悪の原発事故に誰一人として責任を取らない、でたらめ保安院が大飯原発再稼働を「妥当」と評価したことに、強い憤りをおぼえるものである。
保安院は提出するにあたり、意見聴取会を傍聴しようとした人たちの入室を妨害するため、警察官まで出動要請したという念の入れようだった。排除する理由はないのに、強行したことは明らかに不当で、行き過ぎたものだった。聴取会委員は傍聴に同意していたというから、なおのこと保安院の閉鎖的体質を浮かび上がらせる結果となった。
耐性評価書を審査した保安院は何も知らない「素人集団」である。原発メーカーの三菱重工業あたりが作った評価書を、どの程度理解して、分析評価したかも明らかにされていない。「原発利益共同体」が馴れあって、「妥当」の評価をしたのも、最初から「結論ありき」が談合されていたことを示すものである。
福島第一原発の事故が収束しないで、いまも深刻な放射能被害が広がったままである。このような状況の中、最悪の原発事故に誰一人として責任を取らない、でたらめ保安院が大飯原発再稼働を「妥当」と評価したことに、強い憤りをおぼえるものである。