活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

財界の奉公人 橋下徹大阪市長

2012-05-22 20:25:06 | Weblog
橋下人気が続く限り、民間企業に勤めるサラリーマンの給料は上がることはない。

橋下徹大阪市長が市職員に「無礼」ともいえる、独裁ぶりは目に余るものがある。この強気の背景には、経団連をはじめとする経済界がバックアップしていることを見逃してはいけない。

大阪市交通局職員の給与カットがそのいい例である。

橋下は民間給与に比べ、「高すぎる」とマスコミを通じて言い触らした。公務員たたきするときに、橋下が市民からの支持を取り付けるときの常套手段である。

5月中旬、市交通局が職員の給与カット案を発表した。それによれば8月から最大20%カットする方針だという。これで民間並みの給与給与水準になるという。

これに満面の笑みを浮かべてよろこんだのが経済界である。公務員が給与カットされることが決定されることに伴い、民間サラリーマンのさらなる給料下げが期待できることになったからだ。

これで民間は給与カットが横行するだろう。そして官民の労働者は長期間の受難を強いられることとなった。財界の「思う壺」を演じた橋下。財界にとってはこれほど"「使い勝手」のいい男は他にない。

橋下が経済界の手先となり、彼らに与えた恩恵は、計り知れないものがある。同時に財界が「橋下様々」と持ち上げている様子が思い浮かぶこのごろである。