活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

背信行為のガソリン税復活

2008-04-11 21:31:23 | Weblog

一般財源化と税率維持決定 野党との協議難航は必至(共同通信) - goo ニュース

政府・与党がガソリン税を一般財源化することと、税率を復活させることで、野党と協議しても決裂すること間違いありません。国民感情を無視してまでも復活を意図していることは、引き続き「甘い汁」を吸いたいからです。

たとえ、一般財源化したところで、こんどは財務省が大盤振る舞いするため、道路特定財源と同じように、役人のために全部利権化され浪費されてしまいます。2兆円を超える税収が一極に集中することで、公平な分配などありえません。与党議員たちは「格好のえさ」を狙っています。

国民の所得が減り続いていることに、政府はいったいなにをしてくれたでしょうか。所得向上の努力を怠っておきながら30年もの間、暫定税率を課していたことこそ問題といえます。ねじれ国会は大きな貢献をしてくれました。国民生活が混乱するという政府宣伝も「大ウソ」でした。

大企業に租税特別措置や法人税で優遇したりと、国民にはいち早く定率減税を廃止して、増税を押し付けてきた自民党政治の醜さに我慢できなかったのです。国民の利益より、大企業の利益に貢献したのが自民党政治です。政治献金欲しさに、大企業の言いなりでした。

国民の苦しい家計を省みなかった自民党政治は、今後についても明るい材料をまったく提供してくれません。大企業ばかりが史上空前の利益を計上し続け、国民にも所得に反映させる政策を遂行していたら、少しは政府方針に国民は理解してくれたかも知れません。

なにも手を打たなかった政府にうなずく人はいません。政府は閉塞状況をを打開するなら、解散して民意を問うべきです。解散を引き伸ばしていることは、国民に対する背信行為です。