Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

玉葱の自我 その2

2011-02-19 08:46:46 | 未分類
事例対応問題

母親「母さんが好きではないのかい?」
息子「うん」
この後の母親がとる態度3様のうちどれが妥当か。
という対応問題です。










鷲田氏の考える正解は二番目です。

理由は、母親が息子の言葉に激怒し、息子の存在を認め他人として認識している。
一番目は、母親は息子を別の存在と認めている。
三番目は、息子の言葉を捻じ曲げ、息子の存在を認めていない。
との解説でした。

『他人に認められたい』という欲求の問題の単純化です。(共依存)

前提が不明で、母がそこに居る理由、精神、心理等の説明が無いと同様に子どもについても一切説明がありません。
この安易なシチュエーションで、なんとなく了解される(このような設定は問になっていないと考えます。)ことを前提に質問が作られています。

当日朝に親子喧嘩をした、どちらかが手を出した(家庭内暴力?)、トイレに行きたい、友達との約束に遅れる、子どもに自意識が芽生える、母が旦那の八つ当たりを子にした、等。を勝手に想定すれば、自分と他者についての答は三つではなく、すぐにでも二桁になります。

この類は、ハウツーものに多用され、安直に相手を弄ぶことができ、悪意があれば危険です。(2011.02.09記)


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