Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

デジャヴ 2/3

2009-08-20 06:29:20 | 未分類
TVカメラは、法政大学法学部の無期停学中の斉藤君(20歳)を追っています。
彼は、当局に対してノンセクトラジカル(こんな言葉もありました)のスタンスで中核派とともに活動しています。
両親は「法政大学弾圧に抗議し、即時釈放を求める全国声明」の呼びかけ人となっており、父親と息子との会話には余裕がありました。

後半に両親と息子の軋轢を映しています。
息子「大人たちがだらしなさすぎる―。」
父親「普通になってほしいだけだ。」

両親の学歴を高卒と紹介しています。ここからがこのメモの本意です。

高卒の両親は、息子に大卒の肩書きを与え、両親の属している階層から別の階層を志向しています。
息子は、そのような両親を含めて「大人たちがだらしなさすぎる―。」と言い放っています。

ここに前衛とかマルクス主義者とか称する人たちが自明の理としてしまう、古くからの問題が凝縮されています。(これが社会主義国家崩壊の主因だと言えます。)

学生は、両親、労働者の犠牲によるプチプル・インテリであるから、両親、労働者をプロレタリアとして階級認識のもと共産主義革命を担う主要な政治勢力とする責務があり、自らはプロレタリアとしての自己形成に変革し創造するために闘わなければならない。(この類のフレーズが溢れ、常識となっていました。)

一見もっともらしいですが、学生運動が革命運動に、人民、市民、大衆が階級認識にリンクするかどうか以前に,両親、労働者に学生の立場を再生産するだけの奇妙な論理が派生します。*

市井人にとって、自ら属する階層から離脱することに特別の意味を付するから誤謬するのであって、単なる自然の営みのプロセスにすぎません。
つまり、反スタに対する「反」が表出します。

* この場合の人民、市民、大衆(これらの言葉は手垢が付き過ぎています。)、また、僕が用いる市井人は、かなり難解であることに気付きます。



器物破損で逮捕され、動揺した家族、そして母親が留置所に行くシーンが続きます。
その母親の「まだ若いからやり直せるし、やり直してもらいたい。」と話すシーンで終わっています。




デジャヴ 1/3

2009-08-19 06:38:16 | 未分類
雑読をしていると、テレビから「報道発!ドキュメンタリー宣言」(09.08.17 19時~ TV朝日)の「なぜいま若者たちは ~カメラが見た右翼と左翼~」が流れ、気になり久々にテレビを見る羽目になりました。

法政大学では、これまで延べ100人以上の学生が逮捕される騒動(学生運動)が続いており、その様子をドキュメンタリー風に映しています。

たまに法政大学文化連盟HPで、中核派と当局の「ごっこ」を覗いていましたが、そこにはデジャヴ(既視感)に溢れていました。

この番組もデジャヴ(既視感)に溢れていました。
また、骨格を曖昧にしていることから(マスゴミの保身?) 突っ込みどころ満載となっていました。録画していませんので記憶に残っているままメモします。

両親が中核派で、8歳からデモ隊列にいた女性(18歳)が法政大には「革命のために入学しました。」、「時間をかけて変革をするのではなく、暴力革命です。」と。

その女性は、前進社で生活しており、そのような学生18名が共同生活をしている映像があり、また、前進社の内部の映像があり、顔が晒されていましたが、公然拠点ゆえでしょう。

中核派から「反階級的転向分子」と粉砕された元中核派・反戦自衛官小西誠のコメント「若者は革命を信じ込まされているが、指導部は本気で革命を起こそうなどとは考えていない。組織維持のためだ。」に対して、後日の前進社の回答は「そのようなことはありません。」と。

佐々淳行のコメント「学生は変革、革命を志さなければだめだ、ただ暴力革命はだめだ。」と、いつもの突っ込みどころ満載の常套句を開陳。
マスゴミとしてバランスをとっているのでしょう。

もうひとつマスゴミがバランスをとるための演出が、一般学生のコメントです。
無関心の学生の「勉強の邪魔だ」、「迷惑だ」、「アホちゃうか」等がしつこく織り込まれています。
昔日も現在も、この類の彼らの表情は、「無知性」、「無思考」そのものです。



まともなコメントは、カットしたと思いたいのですがね・・・まあ法政ですからね(失礼)。


我田引道

2009-08-17 06:34:50 | 未分類
以前は我田引鉄でしたが、国鉄がJRになってからは我田引道が露骨です。

4車線化「私が決めた」(09.08.14朝日)記事略
国交相、地元受注を誘導 高速工事で入札方法の変更指示(09.08.14朝日)記事略

同記事には、バラマキ補正予算で実施する、高速道路4車線化の工事6区間に金子国交相の選挙区(岐阜県)にある東海北陸道(工事費890億円)を選定しており、4車線化は「私が決めた」と豪語しています。

東日本高速「高速無料化 問題ある」(09.08.13朝日)記事略

「高速道路無料化」に対して、東日本高速道路の八木重二郎会長は「安全管理がおろそかになりかねない」、「料金所職員5千人超の再雇用問題が起きる」等を述べていますが,政・官・業の利権を露呈しています。

市井人にとって必要なら国家がやれば良いだけのことで、特殊法人(現在民営化)など必要はありません。



週刊新潮(09.0813・20日号)立読みしました。
兵庫8区「田中康夫」をヤジで攻撃した謎の「オバさん軍団」

カルト党のガマガエル冬柴の一派であることを暗に仄めかしています。
うまい書き方でした。

ブックマークしています晴走雨読氏が「総選挙09.08.11」において的確に指摘していますように、幸福実現党は要注意です。

「カルト学会」といい「不幸福の科学」のセクトの類は、「実力行使」と表裏一体と考えるべきです。


額の花

2009-08-13 07:47:12 | 未分類
先日、友人に会食の誘いを伝え、本屋に行くつもりで出掛けました。
が、そのまま友人宅に上がり込んでしまいました。

ジャズピアノをリクエストし、友人と奥様とよもやま話しに興じました。
冴えている(失礼)女性の前では,僕も彼も「男の子」になってしまいました。

いつも思うことなのですが,「げに恐ろしきは女性かな」です。

ひとつの知性のあるべき姿とお昼を、馳走になり長居してしまいました。

昨日、ある事柄のドグマを避ける為に、行きそびれた本屋に走り関連本を何冊か購入しました。

「1968年物」を批判的にみていましたが、つい「1968年物」を1冊購入してしまいました。
この本はメモを取る質をもっていますが、、批判的スタンスだったことから伏せます。



今朝、雨の中の散歩で一句ひねりしました。
半ひねりのため、季語がでたらめですが、僕的には気に入っています。

秋立ちて 細降る雨に 額の花

猛暑

2009-08-12 09:32:25 | 未分類
ちょっと一服

立秋を過ぎましたので残暑なのですが、7月のぐずついた天気から一転して、一昨日から猛暑となりました。
そのうえ湿気もあることから、寒冷地仕様の身体には苦手な天気です。

愛犬は、鹿児島県生まれですが、夏を苦手としています。
家の中を、風の通り道を求めて移動しています。

愛犬との散歩は、日中は取りやめです。
飲み水持参で炎天下を散歩したものですが,今年からは取りやめです。

この暑さも今日で終わりのようで、北の夏は一瞬で過ぎます。


「アツー ワォン!」

商いは、今日からお盆休みです。
特にイベントは計画していません、と言うより出不精のためです。
まして、お盆休みで混雑が激しい街中には、背を向けてしまいます。

彼女はお出かけですし、愛犬と愛猫とお留守番です。
さてと、面白い本が手に入ったので、雑読に耽るとしますか。