Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

平田弘史

2009-01-24 07:45:56 | 漫画・劇画
平田弘史の絵は、好きではありません。

血だるま剣法 (平田弘史 日の丸文庫 1962年7月1日号 定価170円)は、解放同盟の抗議を受け1ヶ月で絶版・回収となりました。

読んでみたいと思っていましたが、その機会はありませんでした。
昔日、町田市の貸本屋で探しましたが無く、店番の方に「ここの漫画本は、貸し本ですから売りませんよ。」と言われたことがあります。

「こけている呉智英」が監修を行い、2004年9月に青林工藝舎より復刊されました。
昨年暮れに復刊を知り、本屋に注文し、やっと読むことが出来ました。

吹きだしの中に差別の語彙と思われる箇所が、『○○』、『△△』と伏字になっています。





また、「差別」が書かれていると思われる箇所が、『××』と伏字になっています。



「こけている呉智英」が監修した結果なのか分かりませんが、伏字なしの復刻版で読みたいものです。

読み終えて、「ガロ」や単行本で途切れ途切れに読んだ白土三平の「カムイ伝」(未完)を通読したくなりました。



解放同盟大阪府連が抗議した内容(62.08.02毎日新聞記事 同書149P写真より)は、下記の3点です。

1. の起源が科学的歴史観に反した偏見で書かれている
2. 民を残酷な人々と描くことで解放運動をゆがめている
3. 最後に主人公を死なせ、それを笑うことでの人が死に絶えればいいと思わせている


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