Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

沖縄ノート その2

2007-11-14 05:53:02 | 憲法・非戦・平和
曽野綾子の検証取材『或る神話の背景』などで、「集団自決」と「軍の命令」の信憑性に疑問が提起されたと言われていますが、『或る神話の背景』は保守べったりオバサンの悪意に満ちたトンデモ系の駄本です。

11月9日大阪地裁での「沖縄集団自決訴訟」のやり取りが、産経に掲載されていますが、人間のおぞましさと哀れさに満ち溢れています。

沖縄集団自決訴訟の詳報(11月9日産経)
沖縄の集団自決訴訟で、9日、大阪地裁で行われた本人尋問の主なやりとりは次の通り。                                
 《午前10時半過ぎに開廷。冒頭、座間味島の守備隊長だった梅沢裕さん(90)と、渡嘉敷島の守備隊長だった故赤松嘉次さんの弟の秀一さん(74)の原告2人が並んで宣誓。午前中は梅沢さんに対する本人尋問が行われた》


被告代理人「『明日は米軍の上陸だから民間人を生かしておくわけにはいかない。万が一のときはこれを使って死になさい』と軍人から手榴弾を渡されたという女性の手記は知っているか」
梅沢さん「言うはずがないと思う」
被告代理人「別の女性は『昭和20年3月25日の夜、忠魂碑の前で日本兵に、米軍に捕まる前にこれで死になさい、と言われて手榴弾を渡された』と証言しているが」
梅沢さん「そういうことは知らないし、ありえないと思う」
被告代理人「手榴弾は重要な武器だから、梅沢さんの許可なく島民に渡ることはありえないのでは」
梅沢さん「ありえない」



赤松さん「曽野綾子さんの『ある神話の背景』が無実を十分に証明してくれたので、安心できたのだと思う」
原告代理人「『ある神話の風景』は、どういう経緯で読んだのか」
赤松さん「友達が教えてくれた。無実がはっきり証明され、信頼を取り戻せた」
原告代理人「集団自決を命じたと書いた本はどうなると思ったか」
赤松さん「間違った書物は削除、もしくは訂正になると思っていた」

帝國軍人は、沖縄で何を守ろうとしていたのでしょうか。
原告とその背後の人々の意に反して、帝國軍人の非人間的な実態が曝け出されました。

原告とその背後の人々には、沖縄の人々に対しての差別の意識があるのではと考えます。

この裁判の判決は、来春でるようですが、予断を許さないと考えます。



保守べったりオバサンの父は、○○って噂ほんとかな、ワン。


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2 コメント

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 安倍を筆頭とする歴史捏造主義者の末路は見てのとおり。 (革命的共産趣味者同盟)
2007-11-15 20:28:20
 
 さて、現在の軍は大丈夫なのであろうか。守屋氏の非常識は、軍の常識ではないのか。

 下級軍人に市民権はあるのか。どうも危うい日常が垣間見える。
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革命的共産趣味者同盟さまへ (管理人)
2007-11-16 05:51:59
コメントありがとうございます。

国内の防衛産業の代弁者であった久間元防衛相は米国に切られたと考えられます。
守屋前事務次官のゴルフ三昧の官僚生活が話題になった頃からネットで囁かれていた、「フィクサー」と呼ばれている秋山直紀日米平和・文化交流協会専務理事の名前がマスコミに出るとは考えていませんでした。

防衛産業と巨大利権構造の末端の綻びにすぎず、三菱重工、川崎重工の防衛産業主流は安泰です。
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