Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

続々 戦争法案殲滅

2015-06-22 11:28:54 | 憲法・非戦・平和

先日も、いつも物色する書棚の背には「精神世界」の書棚が並んでいますが、その書棚の前で二十代と思われる「心ここに在らず」を撒き散らしている方が佇んでいました。

どの書店でも、「精神世界」の書棚の前にいる方には独特の「ぬめり」に似た雰囲気を見てしまいます。

他者(創造神、霊界、神々等)におもねるのではなく、「精神世界」の書棚から振り返って背にある書棚の書籍の数々を手にすれば、自ら自分自身に問い続けなければならないことに気付くと思います。

まあ、「精神世界」は「物質世界」の対にある領域なのでしょうが、「現代思想」(6月号 青土社)の特集が「新しい唯物論」で目を通していますが、「それで?」、「それが?」と突っ込みを入れたくなり、中には「ソカール事件」(「知の欺瞞」岩波書店)を思わせるような論考もありました、読み終え時間があればレビューを、と思います。

 


「枇杷」
好物で、年一度口にします。
かなり大粒で、娘(本人は枇杷アレルギー?)のお土産です。
二重の意味で美味しくいただいています。

 


6月19日、合憲派の二人(西駒沢大大名誉教授、百地日大教授)が記者クラブで会見しました。
TVニュース、6/20付け朝日(あっさり過ぎ)、道新(概要掲載)での雑感です。

二人とも集団的自衛を『限定的』に行使するから憲法の枠内であり「合憲」と主張しています。

西駒沢大大名誉教授は、6月10日の「NEWS23」(TBS)で、『「戦争法案」は、国際法上、個別的自衛権も集団的自衛権も各国固有の自然権として位置づけられており、なんら違憲ではない。』の旨を語っており、今回の会見では「日本は主権国家でないのか、主権国家なら集団的自衛権は固有の権利だ。」の旨を語っています。

笑ってしまうのは、「限定的」と強調していますが、命の遣り取りをしている戦場で、相手国(部隊)は自衛隊を「限定的な集団的自衛権」の行使と識別して「殺傷」しないと考えているのでしょうか。

また、自衛隊員は「限定的な集団的自衛権」だから発砲は5発まで、6発めからは「フルスペックの集団的自衛権」だからダメだとでもするのでしょうか。


国際法上「集団的自衛権」は「文明国が認めた法の一般原則」であり、権利はありますが行使するかどうかは各国の自由で、義務、責務はありません。

ですから国際法上において、安全保障に係る条約の締約国の間で集、団的自衛を権利から義務に転換する条約が結ばれると、義務、責務が生じます。

「集団的自衛権」は国家の権利だから「行使」は当然だ、の論理は論理以前です。


原子力ムラの「専門知」と同様、信頼の置けない「専門知」の典型と考えます。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿