Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

反トヨタ世界キャンペーン

2007-12-23 19:31:43 | 未分類
資本と労働の本質を炙り出す判決が名古屋地裁でありました。
トヨタ自動車の労働者の状況は、ルポタージュの手法が色々言われましたが、「自動車絶望工場」(鎌田慧 講談社文庫) でその一部か明らかにされており、現在も「女工哀史」 (細井 和喜蔵 岩波文庫) と同じ状況だと考えます。

トヨタ自動車過労死訴訟判決、原告が勝訴(07年11月30日 朝日)
 トヨタ自動車の堤工場(愛知県豊田市)に勤めていた内野健一さん(当時30)が02年に急死したのは過重な労働が原因で、労災を認めず、療養補償給付金、遺族補償年金などを不支給とした処分は違法だとして、妻の博子さん(37)=同県安城市=が、豊田労働基準監督署長を相手取り、処分取り消しを求めた訴訟の判決が30日、名古屋地裁であった。多見谷寿郎裁判長は、死亡は業務に起因すると認め、不支給処分を取り消した。

「自動車絶望工場」のその後の状況が「トヨタの闇」(林克明・渡邉正裕 ビジネス社)に書かれています。

労働者の置かれている状況は、一層巧妙に労務対策が行われており、トヨタ自動車労働組合が主役を担っており、この組合は労働組合であることを放棄しているどころか、労働者に敵対しています。

同書に国内販売台数とリコール台数がかかれています。
2004年販売台数1,738,968台・リコール台数1,886,931台
2005年販売台数1,700,744台・リコール台数1,886,923台
2006年販売台数1,681,063台・リコール台数1,339,906台.

この数値をみると、トヨタ自体の物造りの技術が低下しているとともに、不良品を国民に売って(国民はテストドライバー?)バレたらリコールで対応する企業体質です。
これは犯罪そのものと考えます。

また、同書によると「反トヨタ世界キャンペーン」07年09月09日から 09月16日にかけて数十カ国で展開され、トヨタ工場、日本大使館で抗議行動が行われ、国内でも名古屋、豊田、横浜、東京などで抗議行動が行われたと書かれています。

国内のマスコミは一切報道していません。
広告料日本一の前で沈黙することは、労働者の尊厳を踏みにじり、国民に欠陥車を売る犯罪企業と共犯であることを指摘しておきます。



先週は、夜の商いが無事終り、年内の山場を越しました。
商い仲間と打ち上げ(忘年会)で、美味しいビールを飲むことができました。
今朝の朝刊の書評欄に、今年のベスト20が載っていました。
読んだ本が4冊(2冊は立ち読みで読了、2冊は購入)入っていました。


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