Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

共・有時試論 補遺その8

2011-11-22 21:50:00 | 異形の滓
通交 その2

原因、動機の区別に端を発する意味性は透明です。

愛犬は、におい探索に夢中になり、時々前足、後ろ足を側溝に踏み外します。
「足が4本もあるのに、ドジ。」と声を掛けます。

たまに前足2本、後ろ足2本とも側溝に落ちるときがあります。
一度だけ、見事に体ごと落ちたことも。

「ドジ!」と声を掛けると、一瞬だけ振り返り何事もなかったかのように、におい探索をやめてスタスタ歩き出します。



先日、早朝の散歩時に起きた出来事です。

アスファルトが割れて窪んでいるところで、左後ろ足が取られ腰砕けになりました。
一瞬、大型犬特有の股関節にガタが来たかと過ぎりました。

愛犬は立ち上がろうとせず、不安そうな目をこちらに向けたままです。
屈み込み大きな頭を抱き、体を摩り続けました。

その間、愛犬は不安そうな目を見開いて、僕を覗き込み続けます。
僕も愛犬の不安そうな目を覗き込み続けました。

お互いの目を覗き込む動機は、一見明白のようです。
が、思い返してみると、動機は後から訪れたことが分かります。

4,5分も愛犬の大きな頭を抱き続けていたでしょうか。
愛犬の不安そうな目が一瞬和らぎました。

「行くぞ!」と声を掛けると、スクッと立ち上がりました。
何事もなかったかのようにスタスタ歩き出しました。

僕の表情そのものが慌てており、不安を与えていたのではと考えます。


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2 コメント

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ワン君大丈夫だったのでしょうか? (カタバミ)
2011-11-29 19:57:50
大丈夫だったからきっとすぐ立ち上がったのでしょうね。
写真の表情、いたずらっぽい眼がとってもいい表情してますね。
お二人・・・じゃなかった、双方の信頼度が見て取れるようです。
シャッターチャンスを逃さないだけではなかなか取れない顔だと思います。
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カタバミ様へ (管理人)
2011-12-01 23:04:19
コメントありがとうございます。

ご心配いただきありがとうございます。
その後も元気に歩いており、股関節に問題はないと一安心しています。
ただ、筋力が衰えてきており踏ん張りきれなくなってきていると思います。

レトリバーの犬種は、賢い雰囲気を持っていますが、その反面何も考えていないような、それでいて言葉を超えたところで一緒に生活をしていることを強く思わせます。

愛犬に様々なことを語りかけていますが、愛犬を通して自分自身に語っていることを実感します。

子犬で来た頃からの、愛犬に語りかけ続けたことをメモしていましたら、愛犬の、自分のいま生きていることの哲学書(宗教書?)が一冊ものにできたのではと・・・・・
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