Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

ヒッグス場

2010-01-07 07:09:56 | 未分類
昨年暮れに、ミネソタ州の鉱山の地下深くで「暗黒物質」検出された可能性があると報道されました。(「暗黒物質の初検出に成功か」National Geographic News December 21, 2009)
今回の検出が他の実験で検証される必要がありますが、今後の暗黒物質検出装置の開発に有効となります。続報が待たれます。

年が明けて、ヒッグス粒子と暗黒物質が同じものであると、阪大の細谷裕教授が新理論を発表と報道されました。(「謎の2粒子、正体は同じ!?阪大教授が新理論」10.1.5読売)

これは、「標準理論」におけるヒッグス粒子(ヒッグス場を量子化)の定説を否定することになり、また、同記事によれば「この宇宙は5次元以上ある」とあります。


10.01.05読売新聞HPより

古代ギリシアの哲学者エピクロスは、デモクリトスの原子論に負っています、マルクスの「唯物論の思考」はエピクロスに負っていると言えます。

現代物理の相対性理論、不確定性原理、ヒッグス場 (理論段階ですが。)等から見た物質的なもの(自然、存在、事物)は、現在の物質的なもののAlternativeとなります。

更に新理論は、唯物論は、事物の本質ないし原理は物質や物理現象であるとする考え方ですが、その物質、物理現象が新たなDimensionを獲得するものであり、唯物論のコペルニクス的転回の契機と成り得ると考えます。

多次元の宇宙論は様々に提唱されていますが、「新たなDimension」の可能性に現実味を与えつつあると言えます。

「物質的なもののAlternative」は、考え方の演算子として妄念にある共同体論、存在論などに解き放すとともに、メモを取ることを続けています。
「新たなDimension」は、この演算子を解体すると考えますが、新理論の内容(解説)が待たれます。

*「Stable Higgs Bosons as Cold Dark Matter」(Authors: Yutaka Hosotani, Pyungwon Ko, Minoru Tanaka 09.08.03)
「冷暗黒物質として安定したヒッグズボソン粒子(直訳)」を参照