Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

労働の否定 その1

2009-04-21 06:30:49 | 異形の滓
混乱のメドゥーサ 蛇足その1

当ブログとリンクしています晴走雨読氏のブログで「デコポン09.04.19」において、先日アップした「混乱のメドゥーサ その709.04.19」が取り上げられています。

「混乱のメドゥーサ」は、4月はじめに書き上げており、「その7」はアップの段階で混乱・誤解を含んでいることに気づきましたので、構造主義に託けて、「構造主義?09.04.18」において簡単に俯瞰したものを前にもってきました。

どうも晴走雨読氏は混乱したようですので、意図するところをメモして置きます。

権威、権力、宗教、資本に組み込まれた不生産的労働は、あくまでも労働ですが、権威、権力、宗教、資本から開放された不生産的労働は、この和製漢語の「労働」の概念とは別物であると考えています。
肉体、頭脳、感情の呼吸とか息遣いと同質のものを獲得するのではと、また、そのような共同体(小さなスタイルは現存しています。)はありえるのかを妄念しています。

労働、生産物を「商品」とする、この商品の概念は「特殊形態」であることに留意しなければなりません。
権威、権力、宗教、資本に組み込まれた生産的労働及び不生産的労働の、労働の概念は否定すべきものです。

つまり、「労働本来の苦痛」とか「疎外された労働」の止揚ではなく、「労働本来の苦痛」、「疎外された労働」の外側を妄念しています。(経・哲草稿84pから、258pから等を参照 岩波文庫)

つづく



科学(的)とは、仮説(的)の塊で、すべからく実証はされていません。