Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

世界大恐慌の気分

2008-10-26 16:51:19 | 未分類
米議会公聴会で、前FRB議長のグリーンスパンが集中砲火を浴びたと報道されました。

『自由競争主義に欠陥あった(08.10.25朝日新聞)』の要旨。

現在の金融危機の責任を追及され、部分的に誤っていたことを認めました。
また、前FRB議長が推進してきた自由競争主義の考えについて「欠陥を見つけた。それがどのくらい深刻なものかは分からないが、非情に悩んでいる」と発言。

グローバル経済の中枢にいた人間としては、あまりにも無責任な発言です。

この島国で進められようとしている「緊急総合対策」について、フォーサイトHP(08.10.21)に、次のような記事がアップされていました。

麻生・与謝野「緊急総合対策」は天下の大愚策

2006年当時、GDPデフレーターはマイナスというデフレであったが、その時に金融引き締めをするのは、明らかな政策失敗だった。この失敗のために今回の景気対策が必要になったのだとすれば、それこそ滑稽である。ちなみに、2006年当時、金融引き締めに積極的であったのは、当時の日銀理事で現日銀総裁の白川方明氏と当時の経済財政担当相で現在も同担当相の与謝野馨氏であった。とても、自分たちのしたことが失敗だったとは言えないだろう。(筆者:東洋大学教授・高橋洋一)

「世界金融危機」(Andrew Dewit 岩波ブックレット)67Pに『市場原理主義者は「自己責任」で「リスクをとれ」と強調するが、誰もリスクを語ろうとしない。』そのうえバブルが崩壊するまで楽観論をたれ流し悪化させる旨書かれています。

この指摘は、白川方明、与謝野馨にもあてはまります。

また、同書69P『小泉政権は、「構造改革」というブレーキを踏みながら、インフレターゲットに基づく金融緩和政策というアクセルを踏むという異常な政策を続けてきたのである。』と指摘しています。

どうも世界大恐慌が迫っている気分になってきました。



株、為替の乱高下は、当分続くのでしょう。