Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

ベンゼン環

2007-12-20 06:12:15 | 酔生夢死
ある構造についてメモします。

対象を、構成している事柄を一端バラバラにし、似かよった事柄のグループを作ります。
次にそのグループ間の似ていること違っていることを確認します。
さらに、本質と考える性質を抜き出し、いくつかの性質をひとつの本質にまとめます。
これらの本質から、自分にとって新たな本質を導き出す営みが、意識的にあるいは無意識に行なわれています。

この直線的な営みは、何本集まっても線でしかありません。
この営みが結合した構造を持って始めて、「考え」になります。

対象は日々増加していきますし、関心の薄れた経年劣化したような本質もありますので、それらのひとつひとつによって二重螺旋構造(DNA)をしていると考えることができます。DNAの端に寿命タイマーのたんぱく質があり「はい、終わりです。」と言葉が死滅するイメージが自分の感性にあっています。
ただ、そこからの発語は自身にとって意味不明となることが多々あります。

分かりやすいのはベンゼン環(C6H6)の「C」ひとつひとつに、関心領域の本質を置き、「H」に好奇心、感情、感性などを与えた触覚をもつ構造です。6個の「C」が規定する思考形式に、「H」により捕らえた対象が本質を曝け出させることができますし、別のベンゼン環を獲得することも可能です。
自分では、6個の「C」に囲まれたところに本質がめり込んでいると考えています。

思想(哲学)書に、似たような構造をもったものがありました。


残念なことにベンゼンには発がん性があります。