Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

ブレーン・ワールド

2007-12-18 06:15:44 | 酔生夢死
宇宙論では、ビックバン直後からの宇宙(ブレーン)が様々に語られています。
その中で、僕自身が興味を持つのは、ビックバン以前の状態(不可視?)についてです。
この宇宙(ブレーン)は「有限で果てが無い」時空(三次元+時間)と考えますが、何故ビックバンが起きたのかの理由は、「信仰」と同質と考えています。

4つの力(重力、強い力、弱い力、電磁気力)の統一のため、物理学者は悪戦苦闘しています。
最先端の領域となると、紹介されている書籍を読んでいると、統一できる「信仰」のもと悪戦苦闘していると見えます。
重力(物質のある周辺は時空が窪んでおり、他の物質が転がる(近づく)と説明できます。)は、他の3つの力に比べ弱いです。

超ひも理論によると、重力は閉じていないからこの宇宙(ブレーン)を飛びでしており、他の3つの力は閉じていることからこの宇宙(ブレーン)に捕らえられていると説明されます。

さて、「有限で果てが無い」時空を飛び出した重力は、どこに行くのでしょう。

もうひとつの宇宙(ブレーン)に届いているとの理論があります。
ビックバンそのものも二つのブレーンが接触(衝突)して起こり、この宇宙(ブレーン)に物質ができ、もうひとつの宇宙(ブレーン)に物質ができたかは不明ですが、その宇宙に重力は届いていると説明されます。

当然このような理論に異を唱える物理学者はいますが、この理論の方が妄想の自由度があるため、興味を持っています。

2008年に欧州原子核研究機構のLHC(大型ハドロン衝突型加速器)が稼働しますので、この宇宙モデルの可能性にヒントが出るかもしれません。

それにしても、ふたつの宇宙(ブレーン)が何故接触(衝突)したのでしょうか、何故ビックバンが起きたのかの理由と同質の「信仰」を抱え込んでいます。



*ブレーン・ワールドは、「高次元の時空に埋め込まれたブレーン(膜、brane)のような時空と考える宇宙モデル」です。

*この文章では、あえて宇宙とブレーンを区別せず「宇宙(ブレーン)」と表記しました。