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Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

ドローイング532. 小説:小樽の翆460. 芸用解剖学・骨と筋肉の話

2021年11月02日 | drawing

 

 クロッキーが始まるには、まだ時間がある。

マサヒロ君とアトリエで雑談をしていた。

「あら、ちゃんと筋肉の予習をしているじゃん」

 マサヒロ「予習ちゅうほどではなく、女の骨盤がよくわからないから芸用解剖学の本で勉強しただけ」

「それねぇー、モデルさんによって皮下脂肪の付き方が全然違うから、こちらはわかんないよなぁー」

マサヒロ「モデルさんは贅肉がない。ないけど、どこか表層の形が違う。V字型の骨盤に逆V字型に筋肉が付いているからさ。それに足の筋肉とのつながりもあって、三次元で捉えないとわかんないよ」

「正面から見れば、腿は大腿四頭筋だけなんだけど、その後ろ側から骨盤から下ってくるのが縫工筋?、イヤ腸腰筋かなぁー?」

マサヒロ「腸腰筋は骨盤から上だから体表面からはみえないので縫工筋だろうか。セオリー通りにゆけば骨盤の横は引っ込んでいるはずなんだが、そこがポーズや人によって全然違うのだよ。まあ上さんの骨盤をなでても皮下脂肪がついているから、よくわかんないしさ」

「うーーん、うちの翠もかわんないなぁー。それって贅肉がないボディがポーズしたときの話でしよう」

マサヒロ「芸用解剖学は理想型で説明しているからなぁー」

「そんな筋肉がハッキリわかるのは、モデルさんでも少ないと思うなぁー」

そんな骨のある話をしていたら、モデルさんがやってきたし、教室のメンバーも揃ってきた。

そろそろ、クロッキーをはじめますか・・・。

小樽も寒くなってきた。

暖房をいれないとモデルさんが寒がるだろう・・・です。

・・・

小樽の夜も少し冷え冷えとしている。

まだ冬には早いが、すぐそこまできていそうな気配がする。

 

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