Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE1408. 峠越えの楽しみ

2017年01月30日 | Shinkansen commuting
 この画像をPhotoshopで修正すると真っ白な雪景色となり、それはそれでクリアな画像になるのだが、それではあまりにも明解すぎる。やはりどんよりとしたやるせない空気だ漂っている方がこの季節にはあいそうだから未補正でアップさせた。古い民家が建ち並んでいるので旧道である中山道だろう。
 旧東海道は、名古屋から伊勢湾をわたり桑名から三重県土山を経由して草津から京都にはいる。つまりいまの第二名神国道に沿ってゆく。東海道新幹線は、それとは大きく進路を北に変え距離的には長くなる関ヶ原を超えてゆく。そのあたりの経路の取り方が不思議なのだが、多分こちらの方が緩い勾配で関ヶ原の峠を越せるのだろう。名古屋から京都に入るには、どのみちどこかの峠を越さなければならない。
 米原を出ると新幹線N700系は、大いに加速して関ヶ原の勾配を駆け上がるが、それはつまり勾配を駆け上がるパワーがないということだろう。本来は平地を走るためのツールだからね。そのために九州新幹線では、博多駅の先に35%勾配があるのでN700系は博多より先には行かない。
 車で行くときも同じなのだが、第2名神でゆくと三重県で恒例の渋滞に捕まるので所要時間は関ヶ原経由より時間がかかる。それに第二名神はサービスエリアが少ないので、トイレ休憩しようにも混んでいる土山サービスエリアしかなく難儀な道だ。それにこちらは標高が高いので積雪が多い。結局いつも安定している関ヶ原経由の名神高速国道の方が便利ということになる。
 名古屋と関西の間には峠がある。いつもこの峠を越えて通勤している。峠だからこそ気候の変化も激しく被写体にも巡り会える。そして中部圏にはいれば、この曇天も晴天の風景に変わるのである。
 そうしたドラスティックな変化が峠越えの楽しみというやつだ。そして日本の分水嶺は関ヶ原の北を走っている。北陸本線で敦賀に向かえば、ほどなく川の流れが日本海に向かうことがわかる。だから地形的に複数の要素が重なり、なにかと面白い関ヶ原の峠なのだ。
 ・・・ここまでは昨日書いておいた。今日は夕方から京都は冷え込んでいて寒いのでお酒飲んだら、もう二日酔い状態。弱くなった。寝ます。

新幹線 米原-岐阜羽島
OLYMPUS OM-D  E-M1MK2, M.ZUIKO DG 12-100mm pro
ISO1260,焦点距離66mm(126mm),露出補正-1/3,f4,1/2000
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« PEN LIFE1407. 印象の薄い1月 | トップ | PEN LIFE1409. 私の本 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Shinkansen commuting」カテゴリの最新記事