Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

京都暮らし56. 海岸のライフスタイル

2009年07月24日 | Shonan coast
 暑い海岸を歩いていたら、瀟洒な建物を見つけた。あそこなら休めるかも、というのでいってみたらイタリアンレストランがあった。ライチタイムは、カフェテリア方式でパスタが食べ放題のようだ。近所の主婦グループがありついていた。
 室内は、エアコンが効いていて、心地よい。今は、こうでないと人は来ないと思うよ。こうしたレストランが、海岸にニースなどのリゾート地に多く見られる綺麗な着替えのためのボックスハウスや化粧室を設え、ビーチチェアやパラソルを貸し出せばいいのにと思った。海岸のビーチチェアで昼寝をしたり、本を読んだりしてすごそうというわけだ。呼べば、冷たい飲み物を持ってきてくれる。腹が減ればエアコンが効いた室内で、イタリアンにありつける。経営的に見れば、海の家と変わらない。
 だがこちらの方が大いにレスト的であるし、現代のビーチライフスタイルである。もはや誰しもが炎天下の海で真っ黒になって遊ぶという時代ではない。むしろ何もしないでポーとできる、そんなレストで時間を気にしないライフスタイルがあるだろう。
 きっと海岸には、利権があり「海の家」は、代々続けてきた実績で旧態然とした店を開くことができ、レストランは、あくまでレストランだけの経営に徹したままだし。
 実はそうした両者の間に、人々のニーズがあるのではないだろうか。人々の余暇スタイルがの方が大きく変わってしまい、利権や施設、そして経営者の意識が、ライフスタイルの変化に追いついていないように思われる。

神奈川県・茅ヶ崎
Fuji FinepixS5pro,AF-SNikkor16-85mm/F3.5-5.6ED
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