
スズメダイ科スズメダイというこの類型の定型みたいな魚だ。クロスズメダイと似ているが、尾の形の違いで判断した。 これだけ広範囲に群れると、どう撮りゃいいのさと投げやり気分になる。もう少し群れが固まらないと撮りずらい。中央の大きな魚はハマフエフキだろう。
テンジクダイ科スカシテンジクダイ。スズキの亜目。大変小さく食用にはならない。多分水中の魚たちの餌なのだろうか。
全身青であれば、ルリスズメダイとしておこう。へたれなダイバーになるとやむをえず珊瑚にぶつかって折ったりすることもある。だがそれ以上に冬の海流が激しいときは、珊瑚の群落自体が根こそぎ水の流れでさらわれ丘全体がはげ山になることもある。人為より自然の力の方が桁違いにすごい。
今日は群れている魚を集めた。撮影しているズームレンズは、フルサイズ換算で24mmだが水中では地上の1.3倍の屈折率があるので、私の機材は広角側で実質31mm程度の広角レンズだ。だからこうしたランドスケープではより広い範囲が撮せる魚眼レンズが必須になる。
さらに水中の透明度が関係する。慶良間諸島で透明度が大変高くても視距離50mがいいとこ。普段なら30mも見えれば十分。本州近海だったら15mあるかなぁー。
つまり水中では大変視界がきかない狭い範囲でしか撮影できない。そこで大きな地形のランドスケープを撮ろうというのは少し無理筋だけど、魚眼レンズなら収まりそうだ。つまり水の透明度もあるので写せる水中での空間的範囲が地上に比べれば大変小さいわけ。というので水中では、これが標準レンズに該当する。
しかし、魚眼レンズを出している機材メーカーは少ない。私のブログもダイビングカテゴリーの過去ログを引けばオリンパス・ミラーレス+ハウジングに8mmの魚眼レンズをつけた撮影画像を多数アップさせている(例えば2017年10月17日など)。もちろんランドスケープは綺麗に描写されているが、機材自体が私には大変大きすぎるので一式あげちまった。だから今はハウジングレスで30mまで潜れる小さなニコンW300が大変重宝している。
しかしこの機材には、魚眼レンズがない。後継機種をつくってiPhoneのオプションレンズ程のサイズの小さな魚眼コンバージョンレンズでも登場させてボディにつくようにしてくれれば、水中機材として市場価値も高く、独走しているオリンパスの流れを変えられるのだが。目下経営面で青息吐息のニコンがそんな製品をつくるはずもないので期待薄。今年のニコンダイビング器材は、黒い色違いボディを出してお終いか。
ニコンは、これまで市場のニーズに的確に応えてきた。ニコンFの時代、当時の撮影機材はとても壊れやすかった。そこへ壊れず丈夫でレンズの解像度が大変高くシステム性のあるニコンFが登場し、多くのユーザーに指示され、長きにわたって販売されてきた経緯がある。そうやって信頼のニコンブランドが形成されてきた。つまり一番市場価値がわかり技術的に解決できる企業だった。それを思えば今は、小手先細工で一体何を考えてんだろうかと、こちらは疑問になる。
そうしたら、新登場のオリンパスTG-6が水中で使える魚眼レンズと合わせて発売するという情報。英文を読むと、ハウジングにつけるのではなくボディに直接つけるタイプであり、ボディの水深限度15m迄だから、20mからディープダイビングになることを踏まえれば中途半端な潜水深度。なんだぬか喜びか、ダイビングは水深40mまでゆくので全く残念という気分だ。
ならばサードパーティーの三択しかない。
1)INONのワイドコンバージョンレンズ(UW-H10028M67Type2)、
1)パターン1
レンズ(UWL-H100 28M67Type2)¥38,000+花形フード(forUWL-H100)¥1,984で水中画角100.8°
1)パターン2
レンズ(UWL-H100 28M67Type2)¥38,000+ドームレンズユニットⅡ(forUWL-H100)¥32,600、水中画角144.8°
2)WEEFINE WF ワイドコンバージョンレンズUWL-24M52R、
画角不明、¥53,265
3)FIXフィッシュアイコンバージョンレンズUWL-28M52R、
24mmで84.1°(水中か地上かの表示は内)¥43,740
以上の三択。忘れないうちにメモ代わりにブログに書いておこう(笑)。
こうして並べると最も広い画角はINONのパターン2)。これなら水中のランドスケープが撮れそうだ。
さて価格も20万を越えたら、むしろ手持ちのE-M1mark2+7-14mm/F2.8にハウジングをつけた方がよく解像度も最高。だがこれは大変大きすぎてダイビングで持ち出したくない。だから悩ましい。そうなると新しいオリンパスTG-6か・・・、またオリンパスで・す・か・・・。ニコンがでないかなぁー。ダイバー達が期待しているときに絶対に新機種を出さないのが最近のニコンである。
沖縄県慶良間諸島、恩納村万座 2019年5月12,13,14,日
Nikon CoolpixW300
ISO125,焦点距離6.1mm,露出補正±0,f/4.2,1/400
ISO125,焦点距離10.1mm,露出補正±0,f/4.4,1/100
ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正±0,f/2.8,1/400
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