LGの4Kモニター画面が映らなくなったことは以前のブログに書いた。送料着払いだし、ならばメーカーに送ればいいじゃん。だが話はそう簡単にはゆかなかった。
先ずLGのサポートにメールした。すると、切り分けてこい!、という話だ。つまりPC側に原因があるのか、接続ケーブル側に原因があるのか、モニター側にあるのかを検証してこいというわけだ。そこで検証作業を開始した。こういうとき同じシステムに2台のMacがあってよかったぜ。
そこでLGモニターに接続しているMac pro自体に不具合がないかを検証した(もちろんコンセントやプラグの差し替えなども含み、NVRAMクリア、SMCリセット、は当然行った)。次にMac miniに接続してモニターを検証した。結果はLGモニター映らずであった。
次は接続ケーブルだ。これはポートがMac miniとは異なるので新品を調達しての検証になる。それがなんと1万円!。S.ジョブスがなくなってから眼が届かなくなったのか、堕落しきっているAppleのいやな予感がする。そして結果は、ケーブルにも異常はなかった。それにしても検証のために1万円出費・・・泣くですね。
次いで再度LGメーカーとコンタクトした。今度はAppleと相談してこいという話だ。
えっえー、いつつながるかわからないAppleかよ!。だがしぶしぶAppleの画面をみると担当者とすぐにお話ししたい場合というメッセージがある。ふぅーーん少し進化したか。
そこでAppleとコンタクトした。当然若い女の担当者がでてきた。いちおうシステムを説明し、LGモニターの箱の中にはいっていたケーブルで接続したんですか?、変換器を間に介したものはAppleでは扱わないのですよ!!、と珍奇なことを言い出す始末。
オイオイ、LGのモニターには最初からケーブルはついていないの!、変換ケーブルはAppleの純正品だよ、Appleストアでこれが必要だというので使っているのですと何度も説明してもらちがあかない。こいつ絶対に文化系卒だな。ことばの端々を捕まえて反論してくきて、消去してゆくというダサい論理を使うのは文化系しかいないだろう。まずい相手にあたった。相手は精密工学機械なので、文化系の論理は通らない。やっぱ堕落したAppleかよ!!。
そうしていたら、男性のスペシャルアドバイザーに電話が変わってようやく、PCを使う者同士の会話になった。つまり対応が二段構えになっているわけだ。
電源を入れながらshiftキーを押すセーフモードを試みたが、ダメ。そこでLGのサイトからスクリーンマネージャーをダウンロードする作業を、Appleの担当者と画面共有しながら2時間の苦闘であった(20秒で10円かかるスマホだけどさ)。結果はLGモニターが映らないので当然これもダメ。そして翌日LGとコンタクトしますと伝えたら、スペシャルアドバイザーのApple内線連絡先をメールで送ってくれた。メールには最後までサポートしますと書かれてあった。意外にAppleは、よくやるじゃん。まあAppleで扱っている製品だからなのだが、他のモニターメーカーではそうはゆかないだろうな。
翌日3度目は電話でLGにコンタクトした。これまでの検証経緯を説明し、ようやく修理することに合意した。さてモニターの箱は捨ててしまった。
ヤマト運輸の配送所が近くにあるのはありがたかった。早速相談に行き、精密機械用の箱に梱包しますという話だった。そしてヤマトは、LGモニター一式、接続ケーブル、保証書、Appleの購入時領収書(機器のシリアルナンバーが記載されているのでとっておいてよかったぜ)、検証の経緯の書類を2個口に梱包ししてくれた。
検証経緯の書類というのは、私が作成したもので、事故の発生、検証の過程、結果、同梱物リストなのだ。それにApple担当者が送ってくれた連絡先テキストを加えたもの。
その検証の書類は、詳細にではなく簡潔に検証過程を論述した文章だ。つまり学術論文の書き方と同じなのだ。私は学術論文を書いてきてから容易にまとまったが、一般の人がこんなの書けるのかなぁー。最近どこか学術論文風に論述しないと納得しない社会の空気を感じる。おそらく上から指導されているのだろう。学術論文を書かない社会人が学術論文の指導というのも笑っちゃうけどさ。
そしてようやくヤマト運輸の配送所から、LGにモニターを送ることができて1件落着した。モニターを修理でメーカーへ送る、たったそれだけの作業で6日間の時間と、送料着払いとしても、新品接続ケーブル・梱包料で11,600円程の費用を費やした。随分と長い道のりだった。デスクの上からモニターが消えてすっきりした。
通例モニターの故障はPC側の要因が多く、ついでケーブルとなり、それでもつかなかければやっぱりモニターかという手順が必要なんだということを理解した。その検証過程を学術論文のように簡潔明瞭に記述する必要がある。そしてメーカーに電話するときは、固定電話の方がよい(専門家に尋ねてきますなどで20分ぐらいまたされることもままあった)という教訓を残した。
なんと39度!、の猛暑の京都、家中エアコンを効かせて黙々として作業していたロンゲスト・ウィークだった。もう疲れたぜよ。昼飯食べて午睡です。
那覇市牧志
SONYα6000,ZEISS Vario-TessarE4/16-70mm
ISO25600,焦点距離20mm,露出補正-0.3,f/8,1/30
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