goo blog サービス終了のお知らせ 

Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

番外編128. 意識のテンション

2015年05月18日 | field work
 EOSな週末は大阪の茶屋町だった。梅田の高層ビルの東側に古い民家再利用のカフェや雑貨店や古い下宿屋などが露地にひしめくディープな若い街だ。
 今日は木を撮ろうとテーマだけ決めていた。木を撮っていると木の回りに様々なものが写りこんでくる。そこに街の空気が感じられる。こんな課題の出し方を 写真学校ではよくする。
 しばらく木ばかりを撮っていると、少し頭がクリアになってきて、違う街の空気に素直に反応したりする。そうなると、なんだかわからんが自然にシャッターを切っている。それが本来の街の徘徊スタイルなのだろう。後で画像を見直すと全部ギャルではないか。彼女たちの群れが醸し出す空気だったのか。それに付け爪か。やはりここは大阪かな。
 EOSは人間の動きには敏感にピントが合う。WEBを開けば、膨大な数のギャル達を撮影してきた機材だからなと勝手な解釈。ギャル撮り機材。私は古い集落しか撮らんけど。ギャル達も歳をとれば、あの闊達なスタイルはなくなるから、まあ無くなりつつある集落と同質の性格か。なくなる前に撮っておこうとか、つまり根性は一緒。
 街の撮影をしていると、街の声がよく聞こえるようになってくる。つまり意識のテンションが高くなってくるので、まわりのものごとに敏感になってくるらしい。そうなれば街の徘徊も面白くなってくる。

大阪市・茶屋町
EOS1Ds Mark3 EF50mm/f1.8
ISO400,露出補正1/3,EV,f11,1/400
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする