Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

番外編130. イメージトレーニング

2015年05月20日 | Kyoto city
 こんな重たい機材でみんなはどんな撮影をしているのだろうかと、GoogleにEOS1Dと入力してWEB画像を通勤の合間にのぞいてる。結局ギャルのポートレートとトランスポーテーション・つまり鉄道とか航空機とかの画像が圧倒的に多く検索される。そうした画像の写りはすこぶるよい。それがこの機材が支持されている理由か。
 だが大変綺麗に撮れるが面白い画像が全くないのも共通点である。さらには海外の画像が少ない。重たいから海外へ持ち出すことはないのだろう。
 そうした共通点をあげると、被写体がモデルさんであるとか、あるいは望遠ズームを付けた三脚必須の被写体ばかりである。その分イレギュラーな要素が全くないストレートな画像ばかりとなり、撮影者の思考力が働かず、機材の仕様に依存した腕比べ的な退屈な画像が圧倒的に多い。これでは撮影者はすぐに飽きるだろうと思われる。
 私は東南アジアで車をチャーターしてようやくたどりつける僻地のフィールド調査に使うつもりで練習撮影をしている。Googleで検索しても画像一つすら出てこない村である。練習というのは撮影ではなく、この重さで振り回せる腕力をつけるためである。これでジャングルの奥地の古民家集落や都会の古い市場を撮影しようというわけだ。つまりはEOS1Dsをライツのように軽々と振り回したいとイメージトレーニング。それに熱帯雨林の中では、防滴構造のボディとレンズが必須だろう。
 だから、この日は「木」とテーマを決めてそれだけを練習撮影していた。京都の木、郊外からやってきた屋台のトラックが来ていた。京都の街には今でも近郊から軽トラックで野菜や魚を売りにやってくる。

京都市・高倉通
EOS1Ds Mark3 EF50mm/f1.8
ISO1600,露出補正1/3,EV,f9,1/1250
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