Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE277. 現代の旅籠

2012年03月02日 | Kyoto city
 先日、大学のシラバスの教員研究室紹介の原稿を手直ししていて、このブログ執筆中というのが書いてあったのに気がついた。そうであれば、あまり内向きの話は書きたくないとおもったりもするが、そういう頼りにならないところが、また大学の先生である。大学の先生とて、人間ですからね、と居直ったりしている。
 さて今日の画像は、三条にある昔の旅籠の名残を残す宿泊施設である。江戸時代、東海道の終わりに位置する三条は、旅籠が多かったと人から聞いた。その名残で今でも、宿泊施設として機能しているのがこの画像。
 もともと民家の脇に奥へ路地が続いており、なんだろうと思ってはいってみたら、現代の旅籠だったわけだ。路地が建物で言う廊下にあたり、その周囲の民家が客室になっている。へぇーっ、こんな宿泊施設は初めてだなと思って路地奥まではいってしまった。宿泊者は、屋外の路地を行き来してお風呂に出かけたり、飯を食べにきたりするわけだ。今の私たちの目線から見れば、路地や既存の建物を活かした面白いコンセプトである。
 路地でつながる現代の旅籠かぁーと思って眺めていたわけである。外国人が喜びそうな宿泊施設でもある。

三条,2012年2月20日
OLYMPUS PEN E-PM1,M ZUIKO DIGITAL12mm/f2.0
ISO400,露出補正-1/3,f3.2.1/60,モノトーン
コメント
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