Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

 京都暮らし232. 冬の小さな旅3.

2010年02月18日 | field work
 今週の東京は寒かったが京都はそれほどではなく、すこぶる風が冷たいのだが底冷えするという感覚ではない。むしろ春が近づく前の、寒さと暖かさとが、しのぎを削っているような感じだ。
 だが今年は、雪がない。過去の画像を見ていたら2008年は、雪が降っていた。私は、この時期に湖西地方を訪れていた。
 雪が積もると、足は不便だわ、屋根の雪下ろしはいるわで暮らすのは大変なのだが、私のような傍観者の立場では、一様に白い風景のなかに多くの要素が埋没し、俄然周囲の風景は美しくなるところに無責任な感動をしている。
 そのような時は大変寒く、私とて容易には出かけようという気分にならないことの方が多い。だが意を決して、耐寒装備で外にてでゆくと、それはそれなりの風景に巡り会うことができる。こんなことを書くと北国の人に笑われそうだが。
 昨日で大学の仕事も、学生関係の仕事が全部終わった。なかなか難儀な年だったが、みんな進路はそれぞれなりに決まったようだ。少し安堵感があり、昼間院生とささやかに祝杯であった。
 この時期私のゼミの卒業生達は、人生の中でそんなにない短い気楽な時間を過ごせるのだろう。といって私の仕事がなくなったわけではなく、まだ入試やら雑事やらと、色々たまっている。そして、また4月から同じ事の繰り返しである。

滋賀県,湖西線,撮影日2008年2月18日
FUJI S5pro,AF-Nikkor F2.8/80-200mmED
シャッター:1/250,絞りf8,焦点距離70mm,ISO200.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする