みことばざんまい

聖書を原典から読み解いていくことの醍醐味。この体験はまさに目からウロコ。

Chapter 9 The Meaning and Value of Romans Seven, #3

2015年08月25日 | 聖書研究・信仰
ローマ書6章は原罪からの解放を取り扱う。

ローマ書7章は律法からの解放を取り扱う。

6章において、パウロは、如何にすれば我々は罪から解放されるのかを語った。

そして、これが必要とされるすべてであると我々は結論した。

7章において、パウロは、罪からの解放だけでは不十分であると教える。

律法からの解放について知る必要があると。

律法からの解放が不十分なら、罪からの解放も十分ではないことになるのだ。

罪からの解放と律法からの解放との違いとは一体何か。

前者の意義はよく承知をしているが、後者の必要性はどこにあるのだろうか。

このことを認識するために、我々は律法とは何か、そして律法の働きとは何かを理解する必要がある。



Chapter 9 The Meaning and Value of Romans Seven, #2

2015年08月25日 | 聖書研究・信仰
7章がここにあるのは場違いではないかと考えている者たちがいる。

彼らは7章を15章と16章の間に挿入して理解しているのだろう。

6章がそれほど完璧で率直に書かれているからだ。

そして、その直後に挫折と叫びが現れる。

「嗚呼、私は何というみじめな人間なんだろうか」

これほどの期待外れがあるだろうか。

ここで、パウロは自分の罪深い経験を語っているという者もいる。

パウロが記している中のいくつかは、正当なキリスト者の経験ではないと認めざるを得ない。

しかし、大なり小なり、我々も経験しているというのは事実であろう。

それでは、この章でパウロが伝えたかったこととは一体何か。