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The Spirit Speaks To The Church: Overcome!
The Letters to The Seven Churches
Part Two: The Seven Letters
The Days of Vengeance
David Chilton
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ペルガモ:偽預言者と無神の王に対する裁き
2節12-17
Rev 2:12 また、ペルガモにある教会の御使いに書き送れ。『鋭い、両刃の剣を持つ方がこう言われる。
Rev 2:13 「わたしは、あなたの住んでいる所を知っている。そこにはサタンの王座がある。しかしあなたは、わたしの名を堅く保って、わたしの忠実な証人アンテパスがサタンの住むあなたがたのところで殺されたときでも、わたしに対する信仰を捨てなかった。
Rev 2:14 しかし、あなたには少しばかり非難すべきことがある。あなたのうちに、バラムの教えを奉じている人々がいる。バラムはバラクに教えて、イスラエルの人々の前に、つまずきの石を置き、偶像の神にささげた物を食べさせ、また不品行を行なわせた。
Rev 2:15 それと同じように、あなたのところにもニコライ派の教えを奉じている人々がいる。
Rev 2:16 だから、悔い改めなさい。もしそうしないなら、わたしは、すぐにあなたのところに行き、わたしの口の剣をもって彼らと戦おう。
Rev 2:17 耳のある者は御霊が諸教会に言われることを聞きなさい。わたしは勝利を得る者に隠れたマナを与える。また、彼に白い石を与える。その石には、それを受ける者のほかはだれも知らない、新しい名が書かれている。」』
13節続き。
組織されたユダヤ教と帝国の行政長官との間の親密な関係は、国家主義や被造物崇拝に反対するキリスト教と対立し、迫害や殉教がこの地で起こることが必然となった
。
この点に関して、キリストはペルガモにある教会は忠実であると認めている。
彼らはキリストの御名を固く保持し、主のみを救い主、仲介者、主と告白した。
そして、天と地をつなぐという主の本質は、絶対的に特殊なものであると告白した。
サタンが住むあなたがたのいるところで殺されたアンテパスの時に、酷い迫害が起きた時も、信仰を否認しなかった。
今ではこのアンテパスを知る者はいないが、特殊な謝辞ゆえに、忠実な証人としてキリストが彼を選び出すには十分であった。
アンテパスは、迫害に抵抗するペルガモの教会の不動心を象徴する。