書道家Syuunの忘れ物

趣味のパソコンやカメラの実機レビュー、書道展の情報発信、CyberLink MVPなのでYouTube配信をしています。

「書道史に載らない 知られざる書の名品」群馬県書道協会研修会を聴講

2013-09-18 00:47:36 | 動画で見る書展・風景


平成25年9月14日、群馬県農協ビルで300人(340??)を楽々超える聴講者で研修会が行われた。この9月の研修会は、一般社団法人群馬県書道協会が年に一回行う研修会である。今年は、出光美術館・学芸課長代理の笠嶋忠幸先生をお招きして講演を頂いた。
表題の「知られざる書の名品」は、出光美術館で平成25年7月6日~8月18日まで開催された「文字の力・書のチカラ/書と絵画の対話II」の内容が元になっている。



冒頭の国宝と重要文化財の違いという話は、実に興味深かった。なぜならある水墨画の大家の展覧会に行って、国宝と言う絵画より普通の重要文化財と書かれているものの方が何倍も美術的には良かったからであった。
笠嶋先生に寄れば、国宝と重要文化財とは同じもので破損が激しければ「保存すべき資料」となって国宝になるという。



ここで「知られざる書の名品」とは何かと言うことになる。
それは美術的に価値の高いものである。ここで書道史に載らないというのは、「読む」と言うことを主眼に置いた伝統書ではなく「見る書、読まない書」である。
そして、示されたのは読めない書であったり、武則天の飾り字のようなものだったりした。
かな文字の料紙は、昔は巻物だったから紙の裏にも文様があり、開いていくうちに表の文様と連動すると言うのもあった。
詳しくは、「文字の力・書のチカラ/書と絵画の対話II」の図録「書の中の絵画性」にゆずる。
講演を聴いて思うことは、「知られざる書の名品」と言われてもという感じである。
考えてみれば、常識として書作品というのは師匠の作しか買わないのが普通である。
師匠の作なら、社中展や個展でも必要になるかもしれない。しかし、他の先生の作だとほとんど陽の目を見ないかもしれない。
「文字の力・書のチカラ/書と絵画の対話II」展の方も、この講演を聴いてからだと行ってみたい気もする。しかし、既に終わってしまっているから図録で確認である。





笠嶋忠幸先生の本「書を味わう」という本を運良く買っておいたので、もう一遍見直す必要に駆られている。

しかし、書道家としては鑑賞するというより書作なので、この講演を聴いて「どうしたものか」というのがいつも考えるところである。





カメラメーカー: OLYMPUS IMAGING CORP.
カメラモデル: E-PM2
レンズ: OLYMPUS M.14-42mm F3.5-5.6 II R
撮影日時: 2013-09-14
焦点距離: 14mm (35mm 換算焦点距離: 28mm)
絞り値: f/7.1
露出時間: 0.0031 秒 (1/320)
ISO 感度: 200
露出補正値: なし
測光方式: マトリックス
露出: プログラム (オート)
ホワイトバランス: オート
キャプション: OLYMPUS DIGITAL CAMERA
ソフトウェア: Adobe Photoshop Lightroom 5.0 (Windows)




カメラメーカー: FUJIFILM
カメラモデル: X10
撮影日時: 2013-09-14
焦点距離: 7.1mm
絞り値: f/3.6
露出時間: 0.0021 秒 (1/480)
ISO 感度: 100
露出補正値: -0.67 EV
測光方式: マトリックス
露出: プログラム (オート)
ホワイトバランス: オート
ソフトウェア: Adobe Photoshop Lightroom 5.0 (Windows)


デル株式会社

デル株式会社

最新の画像もっと見る