書道家Syuunの忘れ物

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カメラスタビライザーの使用結果の中間報告

2012-07-07 01:48:37 | デジカメ関係
カメラスタビライザーの使用結果の中間報告


「ステディ ES PRO ライト EX」、「Lensse DSLRProカメラスタビライザー」を買ったときに撮影した映像をパソコンに取り込んで種々検証してみた。
実際の映像は、最終的にこれで良しというカメラスタビライザーになったときと思っている。正確には「書道芸術院役員作品巡回展・北関東総局展」で動画編集している暇がない。
それで作品のキャプションやら席札など作る緊急を要する仕事を請け負って時間が取れない。こう言う仕事というのは「集中力の線」が切れると失敗してやり直したりするから結構手間なのである。

先ず「ES PRO ライト」は、前回述べたように良くもこんな製品を売りに出したと思われるくらい使い物にならないもの。カメラスタビライザーというのは、カメラが重いとそれが重りになって安定性が増し有利である。
海外のYouTube映像を見るとほとんど例外なく重たいCanonEOS5を使っていたりする。
それでこの製品は、重さだけで失格であるし、実際に映像を見ても論外で極めて安定しない。

次ぎに「Lensse DSLRProカメラスタビライザー」は、元々がキットという性格上非常に精度が悪い製品である。それでもカメラのモニターではそこそこ撮れている気がしたのだが‥

●最初は、SONY・α77とレンズ(DT 16-105mm F3.5-5.6 SAL16105)の組み合わせ。
これは、横方向のドロップタイムが早すぎて最終的に諦めたもの。
特に、カメラが不安定になるとバランスが悪いので安定させるまで中々戻らない。

それで、SONY・α55とレンズ(DT 16-105mm F3.5-5.6 SAL16105)の組み合わせにして、約1キログラム・横方向のドロップタイムが少しは良くなったところで撮影してみた。
カメラでの映像では、最初は非常に上手く撮れているのだが直ぐに乱れてくる。
要するに何か設定が狂ったのか不明。カメラのモニターでの様子は実に安定したものなのだが、実際の映像は全く違う感じになった。
それは、カメラが微妙に振動してノイズが入るのとカメラの微妙な動きが止まらないことであった。
こう言う小型形状のsteadicam merlin型では、カメラ重心軸とスタビライザーの回転中心が一致しない。そのために微細なローリングを押さえるのはかなり難しい。
又、このノイズか入るというのはこう言うsteadicam merlin型ではなく、大きな弓のような形のスタビライザーでも良く出る様だ。
この理由というのは良く分からないが、ジンバル(Gimball)の回転不良とも言われている。それでLensse DSLRProのメーカー側では「潤滑油」塗るという対策を講じているようだが実験していないので不明。


●その一方で、元のSONY・α77を付け方というのは、そのノイズが感じられない。
正に、滑空している感があるのだが、カメラが振れ出すと非常にバランスが崩れやすい。

●製品は、「ES PRO ライト」の方は、扱えないと言うことで返品し、「Lensse DSLRProカメラスタビライザー」は設定精度の悪さと設定が狂うことで返品した。
DSLRProは、販売店でも扱いにくさを認識したのか、今になって販売製品から削除されている。
このLensse DSLRProを調べると、Amazonでは不評のためか既に取り扱いを中止している。しかもYouTubeに組立動画しかなかったところに問題点が隠されてるようである。
又、「ES PRO ライト」の方は、より悪く梱包を開封した動画しかない。
Lensse DSLRProのオフィシャル動画でもカメラを振ってみせるとかのデモはある。
しかし、そうだから映像が良く撮れるとは言い切れないし、Syuunの設定ぐらいでも同じような操作は可能であった。
正確に言えば、速い動作というのはカメラスタビライザーと共振する事が少なく、ゆっくり歩くより走った方が「映像の中身は兎も角」安定した映像になったりする。