光合成と言えば、デンプンとともに酸素を発生させる生き物(酸素発生型光合成)の仕組みを思い浮かべる人が多いことでしょう。しかし、地球上には酸素を出さない光合成もあります。光合成細菌は酸素を出さない微生物(酸素非発生型光合成)で、紅色であったり、緑色であったりと、種類によって様々な色を呈しています。光合成細菌、酸素非発生型から酸素発生型への進化はまだまだ謎に包まれており、ジャックソンさんのNature論文は、この謎に一石を投じています。
さて、嶋田敬三先生らのご著書「光合成細菌―酸素を出さない光合成―」(裳華房)は最近の知見を含めた素晴らしい本。最近、アカデミック・プレスより英語版も発刊されています。おすすめです!
ちなみに、嶋田先生が培養された色とりどりの光合成細菌。彼らの生息環境に引き込まれそうになります!
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