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小説家、反ワク医師、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、反ワク医師、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

自由学園HCDと同窓会

2009-11-01 19:12:10 | Weblog
自由学園HCDと同窓会
昨日と今日、自由学園の行事で、卒業生の一人として自由学園に行ってきた。ちょっと恥ずかしく迷ったが行った。一番、行きたかった理由は、同級生がどんな、仕事、人生を送ってきたか、知りたかったからと、現在の自由学園の男子部の様子を知りたかったからからである。男子部には100%失望した。つらつら眺めるに、また生徒の発言を聞いていても、欠伸の出そうな、まるで、お決まりのきれい事をいうだけのロボットにしか見えない。生徒を見回しても、ボケーとした、何も考えていない、覇気の全く見られないツラの生徒ばかりである。何やら、大人しくなったようである。もしかすると入学する人間を思想的に全くカラッポの生徒を選んで入れてのではなかろうか。自由学園の思想とやらを注入し洗脳できる鋳型のような受験生を合格させているとしか思えない。クラスの代表者の発言も、私より22年前の卒業生の数人の発言も、お決まりの、欠伸の出そうな発言で、何の個性も面白さもなく、何の感動も感銘もない、無難でニュートラルで、お決まりの、まるで自由学園の教師が微笑むような自由学園を無難に適度に誉めるような発言ばかりである。しかも、それを本心から言っているように見受けられるから、なおさら怖い。家の近くに普通の中学校、も高校もあるが、彼らの方が遥かに活き活きとしている。
その日、同窓会で埼玉県の名栗の旅館に泊まった。同級生はみな、学生時代のエネルギーは全く無くなって、角がとれた、というのか、腑抜けになったというのか、くたびれた、覇気の無い魂がなくなってしまったようなのばかりである。魅力を感じるヤツは一人もいない。(2~3人、多少、エネルギーの残滓が残っているようなヤツはいたが)学生時代のエネルギーは全くなくなってしまっている。子供の感性と意欲と夢とエネルギーを持っている例外的なヤツは私一人である。各人が卒業後に送ってきた自分の人生や仕事を述べた。当然、医者になったのは私一人で、あとのヤツは、結婚したが、ほとんど離婚し、職を転々としているようなヤツばかりである。「お前は天才だから・・・」と一人が言ったが、全く違和感を感じない。学生時代に、私以上の秀才だと思っていたヤツも凡人になってしまっていた。こう言うと傲慢で僭越なので書きたくないのだが、クレッチュマーの「天才の定義」が私には、全て当てはまるのである。同窓生に会いたかった理由は、私は、空想的な小説ばかり書いていて、それが欠点であるから現実的な瑣末的な事を知りたく、もっと現実に手を触れ、瑣末な現実を知りたく、そして小説の人物の設定をもっと現実的にしたく、そして理論のある複雑さにしたいためである。しかしネット上の全く他人の人生は縁がないからインパクトがなくモデルにする意欲がわかないが、6年間つき合った同級生は、実感があり、インパクトがあり、なにより、それを参考にする意欲が出るからである。勿論、私は小説を書いているなどとは言わなかった。人間、一番、大切な物は言わないで隠すものである。昨日と今日の事は少しエッセイとして書こうと思う。

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